© ADAGP, Paris 2017 Photo by Jérémie Souteyrat

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〈光〉そのものを追求し、ミニマリズムを標榜したアーティスト、ダン・フレイヴィン。〈音〉そのものを追求し、ニューヨーク楽派を牽引した作曲家、モートン・フェルドマン。同時代にニューヨークで新たな表現形態を模索し続けた両者のコラボーレーションが、来たる8月8日(火)、エスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催中の『DAN FLAVIN』展で実現します。

ダン・フレイヴィンの作品群、モートン・フェルドマンの約6時間におよぶ『弦楽四重奏曲第二番』、エスパス ルイ・ヴィトン東京の三者が生みだす創造的時空間は、足を運んでいただいた皆様に新たな時空観をもたらすでしょう。

『弦楽四重奏曲第二番』を演奏するのは、1999年、世界で初めて同曲の完全版を演奏したFLUX Quartet。現存する弦楽四重奏団のなかでも、最高との呼び声が高い同カルテットが織りなす〈音〉をガイドに、新たな時空を観想する絶好の機会をお楽しみください。

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Dedication to Dan Flavin at Espace Louis Vuitton Tokyo
Morton Feldman String Quartet No.2 featuring Flux Quartet
produced by VICE JAPAN

公演日 : 2017年8月8日(火)
会場 : ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO
開場/開演 : 14:30 / 15:00

*本公演は完全無料の公開収録公演となります。
*公演中はご自由に入退場いただけますが、状況により入場・再入場を制限させていただく場合もございます。
*本公演の完全記録のため、公演中はVICEによる撮影が入ります。観覧できるエリアに制限がございますので予めご了承ください。

主催 : ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO
企画制作 : VICE MEDIA JAPAN
PR : afumi inc.
出演 : FLUX QUARTET

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ESPACE LOUIS VUITTON (エスパス ルイ・ヴィトン東京)

© ADAGP, Paris 2017 Photo by Jérémie Souteyrat

© ADAGP, Paris 2017 Photo by Jérémie Souteyrat

「エスパス ルイ・ヴィトン東京」は、空間そのものが刺激的なインスピレーションを喚起させる場であり、 新たなコンテンポラリーアートの創造を育むアートスペース。現在、エスパス ルイ・ヴィトン東京では、 ミニマリズムの主唱者の一人として、媒体としての「光」を探求し蛍光灯を用いた作品で知られる米国人アーティスト、ダン・フレイヴィンに敬意を表し、『DAN FLAVIN』展を開催中。本展覧会はパリのフォン ダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵するコレクションの中から未公開の作品を世界中のエスパスにて紹介し、芸術的活動を展開する「Hors-Les-Murs(壁を越えて)」プロジェクトの一環として企画された。

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ダン・フレイヴィン(DAN FLAVIN)

 © Fred W. McDarrah / Getty Images

“MONUMENT“ FOR V. TATLIN, 1970 © ADAGP, Paris 2017

UNTITLED (TO ALEX AND NIKKI), 1987 © ADAGP, Paris 2017

ダン・フレイヴィン(1933年-1996年)は、ミニマリスト運動の主唱者として、芸術媒体に「光」を使用するという手法の探究に生涯を捧げた。父親の方針により受けざるを得なかった宗教的教育を自ら断ち切ったフレイヴィンは、ニューヨークのコロンビア大学において美術史を学び、様々な芸術的技法や材料についての知識も身に付け、工業的に加工された材料の使用、基本形の連続と反復という手法、そして表象、錯 覚、あるいは隠喩(メタファー)の拒絶を通し、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)、ロバート・モリス(Robert Morris)、ソル・ルウィット(Sol LeWitt)などと並び、ミニマリスト運動の誕生に貢献した。

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モートン・フェルドマン(Morton Feldman)

Bogaerts, Rob / Anefo – Auteursrechthebbende Nationaal Archief CC-BY-SA

モートン・フェルドマン(1926年-1987年)。ニューヨーク生まれ。作曲家。〈不確定性の音楽〉の先駆者であり、楽器が発する〈音〉そのものにこだわり続けたコンテンポラリー・ミュージックの泰斗。フェルドマンは、図形譜の発案者とされ、後進ながらもジョン・ケージに影響を与えた。音楽だけにとどまらず、抽象表現主義絵画も着想の源であり、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコらとの交誼から数々の作品を生んだ。終生、自ら構築したスタイルに拘泥することなく表現方法の模索を続け、61歳で惜しまれつつ他界。没後30年を経た今なお、彼の深遠な偉業を讃える声は後を絶たない。

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FLUX Quartet

1996年、ニューヨークで、バイオリニストのトム・チウ(Tom Chiu)を中心に結成された弦楽四重奏団。現在のメンバーは、トム・チウ、コンラッド・ハリス(Conrad Harris, バイオリン)、マックス・マンデル(Max Mandel, ヴィオラ)、フェリックス・ファン(Felix Fan, チェロ)。綴り通り〈フルクサス(FLUXUS)〉をグループ名に冠したFLUX Quartetは、同運動が標榜した〈なんでもあり(Anything-Goes)〉を哲学に掲げ、リゲティからオーネット・コールマンにいたる幅広いレパートリーと後進の育成を通じて、弦楽四重奏のみならず、アートの可能性をも探求している。
今回、休息なしで6時間に及ぶモートン・フェルドマンの「弦楽四重奏曲 II」を演奏するFLUX Quartet。 その様子は公開撮影され、貴重なパフォーマンスの全記録は、VICE PLUSでノーカットフル バージョンで後日公開予定。