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Epicly Later'd フレッド・ガル(Fred Gall)

Epicly Later’d、第15回目はフレッド・ガル。90年代の東海岸を代表するスケーターである彼が、カルフォルニアとは異なる、劣悪な環境だからこそ生まれた、新たなスタイルの秘話を語る。『イースタン・エクスポージャー・ゼロ』の撮影秘話からゲットーでのスケートまで。

90年代、エイリアン・ワークショップ(ALIEN WOEKSHOP)と契約し、プロとして活動を始めたニュージャージー出身のスケーター、フレッド・ガル。96年にリリースされた『イースタン・エクスポージャー・ゼロ(Eastern Exposure Zero)』ではダン・ウルフのもと、ドニー・バーレー、キース・ハフナゲル、リッキー・オヨラらとともに出演した、東海岸のスケートシーンを象徴する人物。

今回はそんな『イースタン・エクスポージャー・ゼロ』の撮影秘話をはじめ、ニューヨーク、フィラデルフィア、ニュージャージーと当時の東海岸スケートシーンを探る。スケートボードのメッカ、カリフォルニアとは異なり、劣悪な環境で育ったからこそ生まれるスケートスタイルとは?

写真家、ビデオディレクター、コントリビューター、フォトエディターなど、様々な顔を持つパトリック・オーデル(Patrick O’Dell)が綴るスケートボーダーを中心にしたドキュメントシリーズ『Epicly Later’d』。

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2007年にスタートして以来、2015年に入ってからも、ケビン・”スパンキー”・ロング(Kevin “Spanky” Long)の続編をリリースするなど、新たな側面からスケートボードをフィーチャーし続けている。

スケーターがアート、音楽、ファッション、各界から評価を集める理由とは? なぜスケートボードだけが、トリックを競うスポーツ的側面を超えて、独自の文化を築いたのか?そんな疑問への答えとして、各チームのデモやスケートビデオで伺えることもあるが、それとも異なる生の声にこそ秘密があるはずだ。

このシリーズでは、トリックを解説するシーンもあるが、そこに重きを置いている訳ではない。スポンサーを意識した、上っ面なインタビューとも違う。有名なスケーターを羅列しただけの、くだらないものでは決してない。

今も昔も、スケーターはただのバカだってことは変わらないが、本物のスケーターは他では替えがきかない。このスケーターであるべきで、他のスケーターじゃダメなのか、それを探るためのエピソード。

原題:Epicly Later'd (Episode 15) : Fred Gall(2007)