2006年12月31日。ケビン・”スパンキー”・ロング(Kevin “Spanky” Long)の父親を訪ねて、彼が住むメキシコへの旅行を敢行。ニューイヤーを迎える宴の中、幼少期や学校での素行など、スパンキーのパーソナリティーについて父が語り出す。そして、この旅行に同行したジェリー・スー(Jerry Hsu)に、同年リリースされたエンジョイ(enjoi)のビデオ、『バッグ・オブ・サック(BAG OF SUCK)』での撮影秘話や、リリース後の生活について話を聞いた。このビデオでラストパートを務め、翌年のトランスワールド・スケートボーディング・アワード(Transworld Skateboarding Awards)にて、ベストビデオパート部門、リーダーズチョイスを受賞するなどジェリー・スーがシーンで大きく認められた所以に迫る。写真家、ビデオディレクター、コントリビューター、フォトエディターなど、様々な顔を持つパトリック・オーデル(Patrick O’Dell)が綴るスケートボーダーのドキュメントシリーズ『Epicly Later’d』。2007年にスタートして以来、2015年に入ってからも、今回登場するケビン・”スパンキー”・ロング(Kevin “Spanky” Long)の続編をリリースするなど、新たな側面からスケートボードをフィーチャーし続けている。スケーターがアート、音楽、ファッション、各界から評価を集める理由とは? なぜスケートボードだけが、トリックを競うスポーツ的側面を超えて、独自の文化を築いたのか? そんな疑問への答えとして、各チームのデモやスケートビデオで伺えることもあるが、それとも異なる生の声にこそ秘密があるはずだ。このシリーズでは、トリックを解説するシーンもあるが、そこに重きを置いている訳ではない。スポンサーを意識した、上っ面なインタビューとも違う。有名なスケーターを羅列しただけの、くだらないものでは決してない。今も昔も、スケーターはただのバカだってことは変わらないが、本物のスケーターは他では替えがきかない。このスケーターであるべきで、他のスケーターじゃダメなのか、それを探るためのエピソード。原題:Epicly Later’d – New Year’s in Mexico(2007)
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