マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)とクリスチャン・ホソイ(Christian Hosoi)。スケートシーンを代表する2大スーパースターの対談。

ブラインド(blind)より、91年にリリースされたスパイク・ジョーンズ(Spike Jones)監修の『Video Days』のパートにより、ストリートスケートを決定的に根付かせたマーク・ゴンザレス。バートやパークと同様に街中でメイクする映像は、スケートボードの無限の可能性を提示している。後のシーンに及ぼす功績は、誰しもが認めている。

一方80年代のスケートシーンを象徴するのがクリスチャン・ホソイ。ドッグタウンの系譜を持ち、オリジナルトリックであるキリスト・エアーやロケット・エアー、デッキでもハンマーヘッドモデルを開発するなど、その独創的なスタイルでバート界を席巻した。

今回の対談でゴンズは、先にプロとして活躍していたホソイの大ファンで、自身のスケートスタイルに多大な影響を与えたと語り、さらには、ホソイの家を探し回ったエピソードを告白し、誰しもストーカーの気質があり、ゴンズにとってはホソイへの憧れがそれにあたる、と赤裸々な心情を吐露している。

ホソイが語るゴンズの偉大さ、それを受けてホソイへの想いを語り続けるゴンズ。そんな貴重な2人の関係性が滲み出る。

写真家、ビデオディレクター、コントリビューター、フォトエディターなど、様々な顔を持つパトリック・オーデル(Patrick O’Dell)が綴るスケートボーダーを中心にしたドキュメントシリーズ『Epicly Later’d』。

2007年にスタートして以来、2015年に入ってからも、ケビン・”スパンキー”・ロング(Kevin “Spanky” Long)の続編をリリースするなど、新たな側面からスケートボードをフィーチャーし続けている。

スケーターがアート、音楽、ファッション、各界から評価を集める理由とは? なぜスケートボードだけが、トリックを競うスポーツ的側面を超えて、独自の文化を築いたのか?そんな疑問への答えとして、各チームのデモやスケートビデオで伺えることもあるが、それとも異なる生の声にこそ秘密があるはずだ。

このシリーズでは、トリックを解説するシーンもあるが、そこに重きを置いている訳ではない。スポンサーを意識した、上っ面なインタビューとも違う。有名なスケーターを羅列しただけの、くだらないものでは決してない。

今も昔も、スケーターはただのバカだってことは変わらないが、本物のスケーターは他では替えがきかない。このスケーターであるべきで、他のスケーターじゃダメなのか、それを探るためのエピソード。

原題:Epicly Later’d (Episode 9) : Gonz & Hosoi(2007)

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