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イギリスのハードロックバンド、MOTÖRHEADのフロントマン、レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)が12月28日、昇天した。享年70歳。ここ最近、幾つかの健康上の問題を抱えていたようだが、今年はフジ・ロック・フェスティバルに出演し、今月になってからもステージに立っていた。12月24日に70歳の誕生日を迎えたが、26日に進行性の癌が判明したばかりだった。音楽界は、また一人、偉大な才能を失った。

MOTÖRHEADは、以下声明をFacebookで発表している。

言葉にするのも本当に辛いのですが、今日、私たちの不屈の友人、レミー・キルミスターが「凄まじく凶暴で、進行の速い癌」との短い闘いに敗れました。彼が癌を宣告されたのは12月26日。その二日後、自宅で家族に囲まれながら、お気に入りのビデオゲーム『The Rainbow』の前で息を引き取りました。

彼を失った悲しみをまだ言葉にすることはできません。

改めてコメントを発表しますが、今はただお願いさせてください。レミーの残した音楽、HAWKWINDやMOTÖRHEADを、爆音で流してください。一杯やりながら、レミーの思い出を語ってください。

みなさん、生きていることに感謝してください。それが活き活きとした人生を送ったレミーは、そう望んでいるはずです。

イアン・レミー・キルミスター(Ian Lemmy Kilmister, 1945-2015)
“Born to lose, lived to win.” − 負け犬として生まれ、勝つために生きた。

There is no easy way to say this…our mighty, noble friend Lemmy passed away today after a short battle with an extremely…

Posted by Official Motörhead on 2015年12月28日

それでは、レミーの思い出話になるよう偉大な逸話を少しだけ。

・MOTÖRHEADを始める際「世界で最も汚いロックンロールバンドをやってやる。もし俺たちが隣に引っ越してきたら、お前の庭の芝生は枯れ果てるだろう」と発言。

・MOTÖRHEADのキャラクター“ウォーピッグ”に、ヘルメットを被せたのはレミー。

・シド・ヴィシャス(SEX PISTOLS)にベースを教えたことがある。でも覚えが悪くてベースをぶん投げた。

・友人をたくさん亡くしているのでヘロインには反対。でも他ドラッグは息子にも勧める。

・健康のため、「コーラのウイスキー割り」から、「オレンジジュースのウォッカ割り」に変えた。

・ポテトチップスが大好き。健康のため、野菜を摂るようにと言われ、「ポテトチップスを食ってるだろ」と反論。テレビCMにも出演。

・キットカットのCMにも出演。

・小説『指輪物語』の大ファン。

・全面禁煙のLAに住んでいたが、レミーは喫煙可能なレストランがある。

・関係した女性は1000人以上。

・ナチス関係グッズのコレクター。しかしそのような思想は持っていない。

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・元ドラマーのフィルシー・“アニマル”・テイラーが亡くなった際には「なんでヤツが死んで、ジョージ・ブッシュが生きているんだ!」と発言。

・CDの再発盤について。「買ってくれるのはありがたいと思っているが、買っても開けないで、そのままにしているコレクターの気持ちがわからない。聴かないんだったら何で持ってるんだ?…いや、待てよ。俺もナイフをコレクションしているが、誰も刺したりしてねぇな。それと同じか」

・死について。「誰でも死ぬだろ。これ位の歳になると、まぁ、色々と考えるようになるよ。でもまったく心配してない。準備は出来ているからな。明日死んでも文句はねぇな。いい人生なんだからな」

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心からご冥福をお祈り申し上げます。