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アレッポの生霊⑤ シリア 反体制派の素顔

ダーイッシュ(自称イスラム国)がメディアを賑わせるせいか、ムスリム=テロリスト、という観念図式が着々とわれわれのあいだに浸透しつつある。ダーイッシュでもアサドの犬でもない、シリア反体制派の日常を紹介したい。

『アレッポの生霊』最終回、字幕入り再公開。

2011年初頭より続くシリア騒乱。当初は、「アラブの春」の一環、と国際世論も楽観視してしていたが、アラブの「春」そのものが「春嵐」となり、それとともに、シリア情勢も悪化の一途をたどった。アサド政権と反体制派の対立であったはずの内戦が、ダーイッシュの擡頭により、国際社会を巻き込んだ未曾有の混乱を巻き起こしている。

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2014年、ひときわ戦禍の激しいアレッポで、イスラミック・フロントに密着した当シリーズ。最前線では、誰が、何を思って武器を手にしているのか。致し方なく最前線で銃を構えるアレッポ市民の悲喜こもごもが、ここには詰まっています。

この動画を見たらあなたもシリア情勢通、といった類の安直な教養バラエティではありませんが、『アレッポの生霊』、今一度、シリーズを通してご覧いただければ幸いです。