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パブロ・エスコバルの遺産 第三回:ペルーの麻薬戦争

シリーズ『パブロ・エスコバルの遺産』最終回。アメリカ、コロンビア両政府の尽力により衰退したかにみえたコロンビアの麻薬ビジネス。しかし、アマゾンの奥地で、ペルー政府の盲点を突き、コカインを量産し続けていた。パブロ・エスコバルの遺産は、時空を超えて膨れ続ける。

パブロ・エミリオ・エスコバル・ガビリア(Pablo Emilio Escobar Gabiria)、言わずと知れたコロンビアの麻薬王、パブロ・エスコバルだ。1970-80年代、エスコバルは、麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を率い、悪逆非道と善行の限りを尽くした結果、1993年12月、コロンビア治安当局との銃撃戦の末、絶命した。

エスコバルが跋扈した時代のコロンビアは、1960年代以来、極左ゲリラとの戦争に頭を悩ませていた。そんな国情の間隙を突き、エスコバルはメデジン・カルテルとともに、コカイン密売の世界的ネットワークと、未だに世界を蝕み続ける麻薬ビジネスモデルを一代にして築きあげた。

シリーズ『パブロ・エスコバルの遺産』最終回。アメリカ、コロンビア両政府の尽力により衰退したかにみえたコロンビアの麻薬ビジネス。しかし、アマゾンの奥地で、ペルー政府の盲点を突き、コカインを量産し続けていた。パブロ・エスコバルの遺産は、時空を超えて膨れ続ける。

原題:COCAINE – NARCOS, SICARIOS, AND PERU – PART THREE: A REMOTE VALLEY (2015)