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2016年3月4日、ニューオーリンズでのドナルド・トランプ選挙集会にて. REUTERS/Layne Murdoch Jr.

ニューヨーク、オレゴン、カリフォルニアなど、民主党が勝利を収めた州では、次期大統領に選出されたドナルド・トランプ(Donald Trump)に対しての抗議デモが行われているが、熱心なトランプ支持者が多い地域では、祝賀パレードの開催が予定されている。

ノースカロライナ州ペラム(Pelham)を拠点とする、白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)系団体の「ロイヤル・ホワイト・ナイツ(Loyal White Knights)」は、2016年12月3日、トランプ当選を祝福して「Victory Klavalkade Klan Parade」を開催する予定だ、と発表した。

団体のウェブサイトには、トランプ(TRUMP)のスペルに合わせた「Trump’s Race United My People(トランプの戦いがわれわれをひとつにした)」というアクロスティックと、「合衆国大統領」という文字に囲まれたトランプの画像が掲載されている。

米国最大のユダヤ人団体である名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League、ADL)によるとロイヤル・ホワイト・ナイツは、「現在の米国で最も活動的なKKK団体」で、メンバーは推定150~200人ほどらしい。ADLは「KKK全体のメンバーは米国全土に3000人はおり、未知の団体や知られていない支援者はさらに多いはずだ」と予想している。

トランプは、メキシコ人を「レイプ犯」「犯罪者」と呼び、「イスラム教徒のアメリカ国内への入国を禁止する」「数百万人にも及ぶ不法入国者を強制送還する」と約束した。選挙キャンペーン中には、さまざまなヘイトグループや白人至上主義団体から積極的なサポートを受けた。KKKの代表的な機関紙はトランプを支持し、KKKの元最高幹部デヴィッド・デューク(David Duke)も、この共和党候補者を「100%支持する」と発表していた。

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KKKの代表的な機関紙『The Crusader』は, トランプ支持の記事を1面に掲げた.

トランプは当初、デュークやKKKについては「何も知らない」と言明していたが、何度もこの問題について問われ、最終的には彼らの支援を「まったく関知しない」と断言した。デュークにとって、トランプの当選は「人生で最高に興奮した夜だった」そうだ。また、この結果について、「われわれのメンバーたちが、とても重要な役割を果たしたのは間違いない」と力説している。トランプの当選以降、彼の名前を使ったり、彼がキャンペーン中に発した言葉を叫んだりする、差別主義的な事件も何件か起きている。

ロイヤル・ホワイト・ナイツは、パレードの会場などの追加情報については明確に発表していない。ウェブサイトに掲載されている情報が全てだ。サイトに書かれていた番号に電話をしてみると、留守番電話に繋がったものの、折り返しの連絡はなかった。しかし、その留守番電話の音声から、彼らのイデオロギーについての見識は得られた。

「われわれ白人の母国に、第三世界からの移民が流れ込み、世情は混乱していますが、そんな状況に終止符を打つときがきました」。聖書からの引用の後、反移民的な長広舌が続き、こう締めくくられた。「白人のみなさん、しっかり考えてください」