ハドソン・モホークの
オリジナル・ドキュメンタリーまもなく公開

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ハドソン・モホークの オリジナル・ドキュメンタリーまもなく公開

最初はどうしてもね、モホーク族、そしてモヒカンを連想しておったのですがね。やはり実績とキャリアを重ねるとね、モホーク族もモヒカン刈りも軽く超えて、「=ハドソン・モホーク」になるもんです。今や世界のビッグ・プロデューサーですもの。

最初はどうしてもね、モホーク族、そしてモヒカンを連想しておったのですがね。やはり実績とキャリアを重ねるとね、モホーク族もモヒカン刈りも軽く超えて、「=ハドソン・モホーク」になるもんです。今や世界のビッグ・プロデューサーですもの。1986年生まれ、スコットランドはグラスゴー出身のロス・バーチャードくん。いや、もう「くん」はとっくの昔の話。失礼いたしました。どうしてもシーンに登場した頃のあどけなくって、ポッチャリしてて、クラバービッチたちからの「喰いてぇ~」なんてイメージが強くて。現在では本当に精悍で凛々しくて立派な成人男性になりました。神木隆之介クンの将来も楽しみですね。

12歳の頃からプレイステーションでビートを創り始め、14歳でDMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPのイギリス大会ファイナリストに。そんなシーンの神童が、本格的に活動をスタートさせたのは2007年。シングルを連発して、遂に2009年には名門WARPから『BUTTER』でアルバム・デビュー。その後は、モントリオールのヒップホップ・アーティスト、ルナイスとのユニットTNGHT (トゥナイト)での活躍や、更にはカニエ・ウェストのレーベル「G.O.O.D. Music」とプロデューサー契約まで果たし、カニエはもちろん、ドレイク、ジョン・レジェンド、R・ケリー、2チェインズ、プシャ・T、リック・ロス、ヤング・サグ、フレンチ・モンタナ、ビッグ・ショーン、フューチャー、トラヴィス・スコットなどなどVIPたちと大活動。そしてダメ押しは2014年、AppleのMacbook AirのCMでお茶の間にも進出しちゃうという大展開も果たしちゃうんだから…ねぇ。確実にビートの王様に成長なされたのでした。

そして、5年以上も待たされたセカンド・アルバムもやっとこの夏に到着。その『LANTERN』には、これまた素晴らしい人々が参加。ミゲル、ジェネイ・アイコ、イアフェイン、そしてアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズのアントニー・ヘガティなどなど。エレクトロ、R&B、ヒップホップ、ソウル、ゴスペル、そしてトラップ・ミュージックなどなど、様々なエッセンスが共存しているけど、王様の息がかかれば、ホレ、最強のポップ・ミュージックに。そしてそれは確実に未来へ向けて放っており、王様がこの先もきっちりとシーンを導いてくれることの大宣言なのでした。

さて、そんなモホークさまのドキュメンタリー・シリーズがスタートします。タイトルは「王様、国に帰る」じゃなくて、「VERY FIRST BREATH: A FILM ABOUT HUDSON MOHAWKE」。ま、内容は、故郷のグラスゴーに帰る話なんですけどね。ママに会った王様は、庶民の心を取り戻せるかな?いやいや、庶民の心がわかるからこそ、胸打つ音楽を創っているんですけれども。そんな等身大のハドソン・モホークにぜひご期待ください。