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ビックリしました! 知ってました? レッド・ホット・チリ・ペッパーズったら「レッチリ」じゃないですか。なのに最近は「レホチペ」と呼ぶ勢力が増えてきてるんですって。く〜っっ!!ジョン・フルシャンテも「元レホチペの〜」なんて紹介されたらまた篭っちゃいそうですね。「次の曲はレホチペのGive It Awayです」ってクリス・ペプラーから聞きたくないですね。秀島史香からのレホチペは聞いてみたい気がする。「Give It Away」でよく踊りましたね。ダンスしましたね。というワケで、「Who Are You? 特別篇:Shall We Dancehall?」第三回目。ピコピコ動くスーパー人間のみなさんが登場します。

日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。

ericamai(えりかまい)さん(27):ダンサー

aamiさんから聞いております。「金髪の坊主で黒人のハーフ!」「半端ないバイブス!」「すげえオーラ!」と。ericamaiさん、本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします!

ericamaiさんもダンサーさんで、aamiさん、そして次回出演していただけるEMICAさんとのチームMO-JOのメンバーなんですよね?

はい。

宇都宮に住んでらっしゃるとも聞きました。

はい。

ずっと宇都宮なんですか?

実家は日光です。

では、活動されるときに東京に来ると。

はい。

どれくらいの頻度で東京には来られてるんですか?

多いときは週5くらいですね。

えっ!もう通勤レベルじゃないですか!

は?って感じですよね(笑)。

宇都宮線で通勤ですか?

宇都宮線…湘南新宿ラインです(笑)。

ああー、考えてみれば湘南新宿ラインって長いですね。

宇都宮から逗子まで行けますからね。

東京では、やはりイベント出演が多いのですか?

そうですね。あとはリハーサルもあります。基本は、aamiちゃんが宇都宮まで来てくれることが多いんですけど、タイミングが合うときは都内に集まったり、間をとって大宮でリハをすることもあります。

MO-JO結成以前も東京での活動がメインでしたか?

はい、来ていました。私は、みんなと違って元々ヒップホップダンサーなんです。ダンスホールじゃなくて。

そうなんですよね。aamiさんからうかがっています。

ですので、ヒップホップのチームやソロで来ていました。

aamiさんとは、オーディションで知り合ってと聞いています。そこでさっきの「半端ないバイブス!」を感じたと。

(笑)。EMICAとは地元が一緒なので、元々知り合いだったんですが、aamiちゃんとは、お互いそのオーディションに受かって仲良くなったんです。で、aamiちゃんとEMICAはダンスホールで繋がっていたので、おお〜! ここも繋がっていたか〜! って。

ほう〜、運命ってヤツですねぇ〜。そのオーディションについてお訊きしたいのですが、ああいうのって、どこで見つけるんですか?「ダンサー募集!!」ってどこにあるんですか?

まず、オーディションといっても色々あるんです。事務所のオーディションだったり、専属バックダンサーのオーディションだったり。さらにオーディションだけのサイトがあったり…

そんな裏サイトがあるんですか!

裏じゃありません(笑)。オーディションだけの情報がバーッと載ってるサイトなんです。

へぇ〜。オーディションって、どれくらいの人が参加するんですか?

オーディションによって違いますけど、例えば、aamiちゃんと一緒に受かったのは、あるグループのツアーのバックダンサーだったんですね。だから100人以上はいましたね。

わ〜、戦場ですね。どんな感じなんですか? とにかく踊る?

はい。5人ずつ並んで、「踊ってー」みたいな。

どんな曲がかかるか、事前にわかってるんですか?

これもオーディションによって、まったく違うんです。課題曲がある場合は、それが終わってからフリースタイルをやったり。あと、オーディションが始まる前に曲を聞いて、それから1時間レッスンしたあと「じゃあレッスンした内容を見せてください」っていうのもあります。もちろん、その場で「はい、どうぞ」も。色々あるんですよね。

ちなみにツアーは、アーティストと一緒に移動するんですか?

いえ、現地集合が多いです。

あら〜、交通費とかって?

いただけないことが多いです。

えっ!そうなんですか?いわゆる「あご・あし・まくら」ゴハン、交通費、宿泊代は?

実費が多いですね。

じゃあ「ギャランティーの中から賄ってください」みたいな…

ギャランティーがないことも。

ええっ!!本当ですか!!

はい(笑)。専属ダンサーとか、現地ダンサーとか、バックアップダンサーとか、色々あるんです。

はい。

例えば、専属ダンサーになると、そのアーティストの専門になれるんですけど、現地ダンサーだとお金が出ないことが多いんです。

厳しい世界ですね…。

東京近郊だったら、私はまだ夜行バスで来れる距離なんですけど、それでも名古屋とか大阪から来ている子もいるんです。「ドヒャ〜!」みたいな(笑)。

すごい「ドヒャ〜!」っていうか、すごい根性ですね。

でもそれがきっかけで、専属ダンサーになれたり、イベント出演の依頼があったりするんです。繋がりができるんですね。

なるほどねぇ。では、ericamaiさんもダンサーをしながらお仕事をされてるんですか?

私も宇都宮のスクールで先生やっています。

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じゃあ、宇都宮シーン、そして栃木の話をしましょう!

何もないですけど(笑)。

お生まれも栃木ですか?

生まれはアメリカなんです。パパがアメリカ人なので。

そうなんですね!アメリカのどちらですか?

ミシガン州です。サクラメントってところです。

ミシガンか

また微妙なとこなんです。本当はLAとかいいたいんですけど(笑)。

ミシガン湖か。

ニューヨークとデトロイトの間くらい。でも高校生くらいまで、ミシガンと日光を行ったり来たりしていました。母の実家が日光なんですけど、1年こっちにいて、1年向こうにいて、みたいな感じでした。

それはお父さんのお仕事関係で?

はい。軍人だったので。だから日本にいるときは、お父さんは横須賀なのに、うちらは日光みたいな(笑)。

お父さんって可哀想ですよね。私も「臭い!」っていわれます。日光というと、「いろは坂」、「華厳の滝」、「心霊写真」…って感じでしょうか?

そうです。おもいっきり観光地です。

「見ざる、聞かざる、言わざる」とか。ミシガンより詳しいでしょ!

ええ、まあ(笑)。

「いろは坂」で吐くんですよねぇ。

ゲーするんですよねぇ。

ericamaiさんも吐きます?

全然。余裕ですね(笑)。

さすが日光マスターですね!やはり日光とミシガンを行ったり来たりしていたら、それぞれの文化の違いを感じたり?

そんなに変わらないです。どっちもめっちゃ田舎なので。ただ、日本ってどうして防犯意識が低いんだろう?ってことは、小さいときから感じてました。鍵かけないで出ちゃうの? 窓開けっ放しで外行っちゃう? みたいな。

ミシガンだとそんなことは?

絶対になかったですね。それでも住んでるところは安全な地域だったんですけど。あと違いといえば、スーパーのお肉ですね。

お肉?

日光では、スーパーのお肉がパック詰めじゃないですか?

日光というか日本ですね。

そうでした(笑)。最初あれが、意味がわからなかったんです。アメリカだと、大きいお肉の塊がドン! と置いてあって。「これ、6ドルです」って感じなのに、日本では「これがお肉?」みたいな。魚とかも綺麗に切られてますし、一尾で売ってる意味もわからなくて。でも日本のスーパーが一番好きですけど。

どっちが自分に向いてると思いました?

ただ生活するんだったら、アメリカの方がいいんですけど、私めっちゃ日本食が好きで。白いゴハンが超好きで。ええ、日本の方がゴハンは好きです。

じゃあミシガンにいるときは「早く、コメ食いてえなぁ」みたいな?

はい。もう嫌だーって。

それにしても、行ったり来たりばかりじゃ、落ち着かないですよね?

そうですね。またパッキングするんだ、フゥ…みたいな(笑)。

部活動とかもできなかったんじゃないですか?

いえ、剣道部でした(笑)。

アハハ!あ、すいません!ちょっと想像付かないです。なんで、また剣道を?

母親がお兄ちゃんに日本らしいことをさせたいって、それで剣道を始めたんです。チビなのでお兄ちゃんの真似をしたいじゃないですか? 私もやるーって始めたら、結局高校最後までやっちゃいました(笑)。

おお〜。じゃ、ミシガンに行ってる間は? さすがに向こうで「メ〜ン!」はできないですよね?

…って思うじゃないですか? それが向こうにもあるんですよ。

え!ミシガンでも?サクラメ〜ン!トに?

ちょうど剣道とか柔道、それに空手とかが人気で。日本のサッカーと同じような感覚かな。お洒落なスポーツなんですよ。

「防具は臭い」と青柳さんもいってましたが、お洒落とは!

子供たちにも人気があります。私は、日本でちゃんとやってるので、ミシガンでは最強の剣士なんですよ(笑)。でも日本に戻ったらボロボロにされる繰り返しでした(笑)。

そして高校から本格的に日光在住に。

なりました。

お父さんのお仕事の関係で、そうなったんですか?

パパの仕事は変わってなかったのですが、お兄ちゃんが日本の高校を選んだんです。私はどっちでも良かったんですが、お兄ちゃんが大好きなので(笑)、私も日本に。

そこで、お父さんとは離れたんですね。寂しそうにしてました?お父さん。

超〜悲しんでましたね。

現在、お父さんは、日光に寄ったりしてるんですか?

いえ、もう定年して、ずっとサクラメントにいるんです。

あらー。

なのでしばらく会えてないです。

お母さんは?

お母さんは日光で人生を謳歌してます。楽しそうに生きてますね(笑)。

お父さん、悲しいですね。

超〜寂しいと思います(笑)。

じゃ、せめてこのインタビューのこと、お知らせくださいね。で、日本の高校でも剣道を続けたと。

はい。でも剣道の他にも、バスケと陸上とダンスを。

体、動かしますねぇ〜。すでにダンスも始めてたんですね。

10歳の頃からやってました。スクールにも通ってました。

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始めたきっかけを教えてください。

きっかけってほどじゃないんですけど、家の中でずーっと音楽が流れてたんですね。それに合わせて踊ると家族がみんな喜ぶ。それが日常になって、「そんなに踊りたいんだったらスクール行きなよ」って、行かされていたんですけど、めっちゃつまんなくて(笑)。それで、ストリートで踊ってるお兄さんとかお姉さんとかに声をかけに行くようになりました。

それは、小学校のときに?

はい。夜抜け出して「教えてくれ」って。

すげえ行動力!私なんて、夜抜け出してエロ本買いにいったのは中学でしたよ。

そしたら「もうちょっと、大きくなったらね」って(笑)。

でしょうね(笑)。

だからテレビで勉強してました。「栃木テレビ」っていうのがあるんですけど。

ああ、ローカルの。

アメリカのヒットチャートみたいのを1位から100位みたいのをやってるんですよ。小学校からダッシュで帰ると、50位くらいに間に合うんですね。そこでNe-Yoとかのバックアップをずっと真似して踊ったりしてました。

ご家庭ではどんな音楽がかかってました?

母親の車では、日本のものはほとんどかからなくて。ライオネルリッチーとかカーペンターズとかずっと流れてました。今考えると「かあちゃんすげえ」と(笑)。

aamiさんは、モーニング娘。に夢中だったそうですが、じゃ、ericamaiさんは…

ほとんどなかったですね。お兄ちゃんもダンスしていましたし、お兄ちゃんの友達からの影響もあって、ウェッサイの2パックとかアイス・キューブとかDr.ドレーとかに衝撃を受けて。「めっちゃ悪いこといってるー!」と思いながら(笑)。

そっか。英語もわかるし。

「めっちゃ、マザーファッカーいってる」(笑)って。

それ小学校? 中学校?

小学校から中学校ですね。母親に怒られてました。「エミネムとか聴いちゃダメ! 頭悪くなる!」って(笑)。

お母さんの心中お察し申し上げます。

小学校のとき「将来の夢」みたいのを書かされたんですけど、「TLCの4人目になりたい」って書いたんですよ。

アハハハ!

誰もわからなくて。そりゃそうですよね。

中学になって、ストリートのお兄ちゃんとお姉ちゃんチームには入れたんですか?

3年生の頃に「すごいね、ずっと来てるね」みたいな雰囲気になって、「じゃ、やる?」っていわれました。超嬉しかったです。

そんなに入りたかったんですか?

はい。お兄さん、お姉さん、輝いてましたから。スクールもいいんです。もちろん基礎が養われますし。でも、みんな同じ方向を向いて、真似をするっていうのが、最初はどうしても受け入れられなかったんです。だけど、こっちのお兄さんとかは、「わー!」って踊ってると、まわりも「やばい!やばい!やばい!」とか、「おおおお!」とかって盛り上げたりして。すごく自由に踊ってるのがすごく格好いいと思ったんです。

それは日光でやってたんですか?

いえ、宇都宮まで行かないと。

そっか!電車に乗って宇都宮に?

そうです。すっごくお母さんには怒られてましたね。「何時だと思ってるの!?」って。

ちなみに何時ですか?

本当にひどい時は始発で帰ってました。

そりゃ怒られるわな、中学生なんだから(笑)。お母さんは、ericamaiさんが踊ってることは知ってたんですか?

知ってました。でもやはり夜遅く出かけるので怒られる。私はめっちゃ反抗期でしたから「踊ってるだけなんだから!見にくればいいじゃん!」みたいな。

見にくればいい(笑)?

はい。「見にくればいいじゃん!踊ってるだけだもん!悪いことしてないもん!」みたいな(笑)。

お母さん見に行ったんですか?

見に来ました、何回か。

なんていってました?お母さん。

「踊っているのはわかりました。でも一緒に帰るよ」って。「やだ!まだ帰らない!」みたいな。お兄さんとかは「帰れ、帰れー」って(笑)。

なんか素敵な光景ですね!

「帰んな、帰んなー。お母さん来て、愛されてるじゃん」みたいな。「んーッ!!悔しい!!」って。

ええ、愛されてますよー。じゃあ、高校生になってストリートで踊りながら、剣道、バスケ、陸上…これを3年間ですか?

はい。そこにバイトも入ってました(笑)。

え!無理っしょ、普通に考えたら。1日のサイクルを教えてください。

学校に行きます。授業が終わって、剣道部の部活をやって、陸上の時期が来たときは、剣道を中抜けさせてもらって、陸上の練習をして、また剣道部に戻って、家に帰ります。

はい。

7時前くらいに帰って、そのまま一瞬クラブチームのバスケに顔を出します。1時間くらいやって、8時半からバイトです。で、11時くらいまでやって、そこからダンス。

で、始発で帰ってきて…

バスケの朝練みたいな。

寝てないじゃないですか(笑)!

授業中です。

アハハ!PL学園野球部みたいですね! バイトは何してたんですか?

日光のカフェでバイトしてました。

ドトールとか、そういう感じですか?

いえいえ、個人経営のお店なんですけど、駅前だったので馬鹿みたいに忙しくて。

ああ、観光客の方とか。

はい。みんな、電車の時間を潰すために寄るんです。だから夜の8時半でも混みだすんです。