ストリートアート
〈GOLD or JUST A STONE〉01.アートで揺さぶる視点と伝染ーBIENー
2019年4月19日にリリースした『EXTRA VICE』。移りゆく社会に呼応するように、新たな価値観で生きるユースフルなマインドを持つ人々は、何を感じ、何を表現するのか?ここでは『EXTRA VICE』から、ドローイングを中心としたアートを手がけるBIENの作品とインタビューをお送りする。新たな〈線〉は、受け手にどのような変化をもたらすのか?
63歳から93歳までのグラフィティ・クルー
定年を迎え、退職した個性豊かな面々が揃う〈Graffiti Grandmas〉は、ポルトガルの最年長グラフィティ・クルー。メンバーたちは、非営利団体〈LATA 65〉が開催する、グラフィティ、ストリートアートのワークショップを受講している。主催者と60歳前後のクルー3人に話を訊いた。
先入観への挑戦 暴力と戦うコロンビアの女性グラフィティ・アーティスト
2016年11月、コロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)が和平合意に至り、50年以上続いた内戦に終止符が打たれた。内戦では、20万人以上の命が奪われ、700万人近くが住む場所を追われた。それから1年が過ぎ、女性たちは、自らの役割を奪い返すために、ストリートでグラフィティをツールに、ジェンダー問題、人種問題、性暴力などを助長する先入観に挑んでいる。
抗争の末に開悟したグラフィティ・ライター SKUFF YKK
法による処罰や次第に大きくなった非難から、90年代のニューヨークのグラフィティシーンは、地下鉄からストリートへと場を移した。しかしライターたちにとって、それは大した問題ではなかった。適者生存。SKUF YKKは、この時代を代表する大物ライターである。
異文化と伝統が形づくる バンコクのグラフィティシーン
アジア諸国のシーンと同じく、タイのグラフィティシーンも生まれたばかりだ。しかし、ここにはとても独特なルーツがある。その始まりの一端は、大学間の縄張り争いだ。各大学がスプレーペイントで縄張りを主張していたそうだ。
バッファローNYの厳しい自然と廃墟が生んだグラフィティライター
NY バッファロー出身のATAK BFは、独自のスタイル、コンスタントな作品発表、真摯な創作姿勢で尊敬を集めるグラフィティライター。新しいジン『Northern Boundary』では、滅多にお目にかかる機会のない厳しい環境下での創作の模様も公表している。
パチモン・デザイナートイの悪党SUCKLORD 東京襲来
1997年からニューヨークのチャイナタウン、つまり偽物の聖地を濶歩してきたSUCKLORD は、スターウォーズやありとあらゆるポップカルチャーを改悪するアートシーンの嫌われ者だ。
新たなストリートアート サインペイントが変える街の風景
アメリカンクラシックなスタイルの、サインペイントを得意とするブライアン・パトリック・トッドが、渋谷の街に描くアートとは? 街の風景を大きく変えるだろう、このプロジェクトは、道行く人々に失われつつある街の魅力を想起させる。
聖なる呪詛 中世教会に遺されたグラフィティ
中世教会の壁や座席には、おまじない、祈り、呪詛、守護呪文と思しきグラフィティが刻み込まれている。刻み込んだのは、主に信徒だが、教会によって刻まれたグラフィティもところどころに遺っていた。
ゴールディーのグラフィティ・アプリ
ゴールディーは、瞳孔が開きそうになるサウンドでブレイクする前も、グラフィティの世界では既に大物だった。「俺にとって描くことは、ごく自然なこと」といつもこの言葉を口にする。そして今日も電車にスローアップし、タギングを続けている。
写真をプリントし送りあう。 スケートボード写真家が取り組む新たな文通
アートや音楽、写真、ファッションの世界でも活躍するスケートボーダーは多い。写真をプリントし送りあう、そんなアートプロジェクトが話題を集めるJAI TANJUのインタビュー。