そして大学卒業。早速ファッション関係に就職したんですか?

いえ、就活は全滅したんです。でもアルバイトとして、都内のセレクトショップに入りました。僕は、アメカジと古着が好きだったんですけど、そのお店はアメカジに特化していて、更にスタッフさんも格好良かったんです。

福生からお店まで通っていたんですか?

いえ、笹塚でひとり暮らしを始めました。4畳、風呂ナシ、共同トイレのアパートです。

家賃はおいくらでしたか?

2万円です。天井には穴があって、寝ていると横にいるんですよ。

いるって、アレですか?

はい。ネズミです。最初は外に追い払ったりしていたんですけど、最終的には一緒に寝ていました(笑)。家に帰ると布団にネズミの糞があるんですよ。

お金も無かったと?

お金は、服に注ぎ込んでいました。「お前はダサいから服を買え」って、お店の人にいわれていたので、毎月何十万円分も買っていましたね。給料が入っても、カードの支払いと家賃とかで、数千円しか残らない感じです。100円カレーばかり食べていました。

スジャータの銀色カレー!!

お昼もおにぎりをつくって、プラス100円ワンタンとか。本当にお金がないときは、お米と卵 or 納豆でした。

どれくらいネズミと住んでいたんですか?

2年近くです。

どうやってネズミと同棲解消できたんですか?

友達に誘われて、今度は三軒茶屋のセレクトショップに移ったんです。ちょっと余裕も出てきていたので、そのときに引越しもしました。上北沢だったんですけど、お風呂もありましたし、ネズミも出ませんでしたし、雨が降ったら大家さんが布団を取り込んでくれました(笑)。

三軒茶屋のお店には何年くらいいたんですか?

4、5年ですね。店長とバイヤーのようなこともさせてもらえましたし、個人経営店だったので、とても勉強になりました。

そのあと独立されたんですか?

いえ、最後にレディースもやりたかったので、その系統の会社で働きました。そこでは営業でした。

確実にステップアップ中のアリ期ですね! じゃあ、女性関係はいかがでしたか? アリアリだったんじゃないですか?

ああ、元奥さんと出会っていましたね。

どちらで知り合ったんですか?

三茶の飲み屋さんです。お互い違うグループで来ていたんですけど、そこは小さいお店なので、結局みんなで飲むことになるんです。僕は背の高い女性がタイプなんですけど、元奥さんは身長が175センチ。

鶴田さんは何センチですか?

170センチです。それで、彼女をすっかり気に入りまして、すぐにデートに誘いました。

初めてのデートはどこでしたか?

三茶の海鮮屋に(笑)。彼女もすごく飲む人で、「よし! このまま絶対に彼女の家に行こう!」なんて思っていたんですけど、つぶれてしまいましたね(笑)。

残念、性欲MONSTER!! でも、そんなこんなでご結婚に。

はい。つきあってから籍を入れるまでは早かったです。4ヶ月くらいでしょうか。彼女は関西出身で、バリバリの関西弁でノリツッコミもできるんですよ。向こうも振ってくるし、こっちが振っても返してくれるんです。「こいつ、めっちゃ面白い。結婚しよう!」と、プロポーズして、鶴田家で代々受け継がれている指輪を渡しました。

ああ、いい話。この時点、めちゃアリですよね?

はい。アリのピークです(笑)。それで相手の両親に挨拶に行ったら、お父さんが「かまへん、かまへん」って(笑)。梅田のかに道楽で。

使うよね! かに道楽!!

そのあと品川の割烹で、両家の顔合わせもしました。ただ、お互いお金もなかったので、僕が彼女の家で住み、結婚式が終わってから、引越もしましょうということになったんです。

ええ。ええ。ええ。

ただやはり、4ヶ月で結婚するリスクっていうのは、あったんですよね。色んなことが僕の器から溢れ出てしまって、抱えきれなくなり、離婚しました。

ここは?

完全にナシ期です(笑)。

でもLICLEの道がスタートですものね!

ええ、そうです(笑)。 

マッサージに通うくらいお忙しそうですが、現在のプライベートはいかがですか? 大林素子級の彼女はいらっしゃらないんですか?

そんな高身長ではありませんが、じっくりと大事に攻め、やっとつきあえた人がいたんですけど、3日後にフラれてしまいました(笑)。せっかく赤レンガで告白したのに。

アハハハ! あ、すいません。

ですから現在は仕事のみです。

定休日はないんですか?

貧乏性なのか、基本的にはありません。店を開けていれば、誰か来てくれますし、売れますし、あとは夜になったら飲みにいくだけなので、そんなペースでいいかなと。まぁ、今日は休みにしましたけど。

今日、100人くらい来ていたらどうします?

泣きます(笑)。

お店に誰も来ない時間もあれば、売上が立たない日もありますよね。不安になったりしませんか?

めちゃめちゃなります。ずっとネットサーフィンしているわけにもいかないので、服をたたんだり、音楽を変えてみたり(笑)。「こんな音楽がかかっているんだ」って入って来られるお客さんもいらっしゃるんですよ。本当にやることがないときは、英会話の勉強を始めています(笑)。

ベルギー代表のルカクみたいなやヤツと話せるように。

はい(笑)。

ネット通販はやっていないんですか?

やっています。営業中にブツ撮りをして、パソコンで切り抜いて。レディースは友達に着てもらって、メンズは僕が着て、着用写真も載せています。僕は、いかり肩なので、本当は普通の体型の人に着てもらいたいんですけどね(笑)。ワンシーズン200着はアップしています。利用される方は多いですよ。

もっとお店を増やしたいとか、広くしたいとか、野望はあります?

そうですね。お酒が好きなので、お店を広げてバーもやりたいですね。

それも千歳船橋で?

はい。同じ場所でやりたいです。一軒家を借りて、2階をバーにして、1階は洋服屋とか。仲間を増やして、そういうのができたら最高ですね。何年後になるのか、達成できるのかもわかりませんけど(笑)。

すいません、私、あまり千歳船橋では降りません。

ぜひ降りてください(笑)。居酒屋さんとかも、個人経営のお店が多いので、ふらっと入れて楽しいと思いますよ。〈キッチンメグ〉もオススメです。ちょうどお店の裏にあるんですよ。相撲が大好きなおばちゃんがいるんですけど、前日にスナックで歌い上げた親父たちがそこで飲みながら、タバコを吸いながら、ダラダラと話しているような店です。その横で僕はランチをいただいております(笑)。

キッチンメグは?

もちろんアリです!

では、鶴田さんの今はアリですか? ナシですか?

アリ寄りのアリです!

アリアリではない?

まだ返さないといけないモノも残っていますし。命すり減るくらい頑張ります(笑)!

でもナシ寄りのナシじゃなくてよかったです!

ナシ寄りのナシだったら、もう病んでますよ(笑)。

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