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「音楽は世界の共通言語」なんて、誰が最初に言ったのだろう。音楽で海外の方と会話が成立したことは無いし、それでラヴが生まれたこともない。でも確かに言葉は通じなくても、音だけで、ビートだけで、グルーヴだけで、隣の海外の方と「ニコッ!」なんてしたことはあるかも。そう、音楽によって、人々の心は揺さぶられる。もちろん笑ったり、怒ったり、泣いたり、「この曲サイコー!」「いや、この曲は0点!」なんて、それぞれのエモーションは異なるだろうし、各国の文化の違いから受け止め方も変わってくるだろうけど、確実にその音楽は、世界中の人々の心に入り、芽生えていく。そして、そこから新たな時間が生まれるのだ。ラヴも生まれるかもしれない。

ここで実験。LAのDJ/プロデューサー・チーム「TeamSupreme」に所属しているDjemba Djembaと、カナダのシンガーソングライターKieszaがコラボレーションして「Give It To the Moment」というナンバーを制作。この曲を「共通言語」として、各国のDJ/プロデューサーにリミックスしてもらうことになった。キーワードは「エレクトリック」。

参戦したのは、Toy Selectah(メキシコ)、Nozinja(南アフリカ共和国)、Laura Jones(イギリス)、Cassian(オーストラリア)、そしてKosmo Kat(日本)。ポップス、ヒップホップ、R&B、ルーツミュージック、トランス、オルタナティブロック、アニメミュージック…と、それぞれのルーツは違う。そしてもちろん文化も違う。そんな中で、「Give It To the Moment」は、どのように料理されたのであろうか。興味津々…。

お国柄、そしてキャラクター・カラー溢れる、それぞれの「共通言語」。音楽で世界はひとつになれる…なんて言い切る自信も無いけれど、それぞれの時間、それぞれの場所で流れたこの「Give It To the Moment」は、確実にフロアの心を一つにさせた。「ニコッ!」、そして「チュッ!!」となるのだ。

原題:’Electric’ – The Film(2015)