隣国であるドイツ国内のリアクション

「自然界の食物連鎖を考慮すれば、この事件は当然受け入れられるべきもの」とする意見と、「動物園の経済的な理由から健康な動物を殺戮するのは言語道断」とする意見の大きく二つに分かれている。

動物園肯定派:

この事件を問題視するのは、自然との繋がりを完全に失ってしまった都会の住民だけだ。今では、飼い犬や飼い猫に植物性の餌しか与えない菜食主義者さえいる。純粋な肉食動物を菜食主義へ教育し直したいとは、なんと病んだ世界だろうか。私自身は田舎育ちで農家出身だが、昔は冬に屠殺を行うのは一般的で、子供も含めて人々がその様子を見ることには何の問題も無かった。屠殺はいつも、その後に待ち受けているご馳走の喜びを伴うイベントとして、祝われていたものだ。

ライオンは一日20~30キロ、狼は3~4キロの肉を食べる。これらの肉はどこから来ていると思うのか?これはそもそも道徳上の問題なのだろうか?人々の考え方を自然に合わせるよりも人間は、全く新しい惑星を探して住むことを好むとでも言うのか?

とても素晴らしい記事だ。子供達でさえ、(解剖を行った)獣医を精力的に応援していた。ドイツの動物園でも、このように人々が自分の意志で(肉食動物への)餌やりを観覧できるプログラムを作るべき。通常、生きた馬、羊、ヤギや牛は野生動物の餌となっており、ライオンにとってみれば、キリンはそれらの動物より適切な餌なのだから。

動物愛護側:

マリウスは、動物園の繁殖計画で生まれた。彼は、経済的目的のために虐待されたのだ。無論、解決策はあった。二つの動物園がマリウスの受入れを申し出ており(※実際、スウェーデンと英国にある動物園が申し出ていた)、この「対策」について、2万5千件の反対署名が集まっていたのにも関わらず、人々の前で残虐な殺戮は実施され、子供たちが居る前で解剖すらされた。私は、このような人間たちと地球を共有していることを恥じる。

健康な動物の殺処分が“必要”と見なされている?!理解出来ない。動物の繁殖を促す機関は、血統書だとか、動物のデータベース上の情報に関して規則に厳格すぎる傾向がある。そもそも、そうした機関が両親であるキリン同士の交配を決めたからこそ、マリウスが生まれたのではないのか?ああ、そうそう、お金を持っている動物園訪問者にとって、愛らしいキリンの赤ちゃんほど魅力的なものは無いのでしたね!「動物保護」という偽名の元に、単純に経済費用対効果が計算されている。言葉も無い。意図して命を与えたのだったら、最後まで責任を持つべきだ。これだから私は、完全菜食主義となり、動物園やサーカスのような、動物によって成り立つ「楽しい場所」を受け入れる事を完全に拒絶することを決めたのだ。