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内部からのテロ脅威 ISへ向かった英国少女

2015年2月、ロンドン在住の15~16歳の少女3人が、トルコを経由し、ダウラ・アルイスラミーヤ(通称イスラム国、以下IS)に参加するためシリアへ向かった事件。彼女たちは、ISの構成員と結婚し、次代の戦士の育成を目的としているという。

パリで起こった同時多発テロをはじめ、テロリストの多くはヨーロッパ出身、もしくは元ヨーロッパ市民であることが判明しており、現在各国は内部からの脅威にも直面している。

2015年2月、ロンドン在住の15~16歳の少女3人が、トルコを経由し、ダウラ・アルイスラミーヤ(通称イスラム国、以下IS)に参加するためシリアへ向かった事件。彼女たちは、ISの構成員と結婚し、次代の戦士の育成を目的としているという。「既に現地で結婚した」「ISから脱走した」など、彼女たちに関する情報は錯綜しているが、行方はわかっておらず、残された家族たちは苦悩の日々を送っている。

なぜ彼女たちは過激派組織に参加する道を選んだのか。そしてテロ行為の疑いをかけられた家族たちの運命は。子供たちの無事を祈りながら、絶望的な毎日を過ごす家族を中心にレポート。

原題:GROOMED BY THE ISLAMIC STATE(2015)