アメリカのインディーズ・ゲーム制作スタジオ「Farjay Studios(ファージェイ・スタジオ)」が制作した最新ゲーム『Bear Simulator』。その名の通り、プレイヤーはしばらくの間人間であることをやめ、世間と決別した自由な世界でクマになるという夢を実現させてくれる。

『Bear Simulator』は3~4月にかけて「Kickstarter(※1)」というクラウドファンディングサイトにて資金を募っていた。ここでゲームについて説明されていた内容は、「タイトルが示すとおりだ。プレイヤーは一匹のクマとなり、大自然を探索し、川で魚を捕まえ、果物やハチミツを食べ、邪魔者をやっつけ、巣穴で眠り、自分の能力ステータスを高めていく。そうして自分の住む森の謎を解き明かしていくのだ」。ゲーム中の三割の要素は、隠しエリアや隠しアイテムとなっている。なお、ジャンルは、FPS(※2)ならぬ「FPB(First Person Bear/一人称クマゲーム)」。

このシンプルさが功を奏したのか、当初、「Kickstarter」での目標金額は29,500ドルと設定されていたが、結果100,571ドルが集まった。資金調達期間中、15ドルの資金援助からゲームのダウンロード、および『Bear Simulator』のサイトに出資者として自分の名前を掲載することが出来た。また出資金額に応じて、ゲーム内で装備できるサングラスなどの秘伝アイテムがもらえたり、ゲーム内に登場するチョウチョに自分の名前が使われるなど、数多くの特典もあった。なお、対応機種はWindows、Mac、Linuxで、リリースは2014年11月を予定している。

休みの日には、人でごった返す街中や料金のかさむリゾート施設へわざわざ出かけて行かずとも、快適な室内でゆったりと寝そべって一匹のクマとなり、バーチャルな大自然の中を自由に冒険して回るのも、一つの有意義な選択肢かも知れない。

Translated & Edited by Rieko Matsui