ロケ地は東京!マッドリブの神ワザにMusic Video Recorderが迫る

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ロケ地は東京!マッドリブの神ワザにMusic Video Recorderが迫る

米カリフォルニア出身のDJ/ラッパー/音楽プロデューサーであるマッドリブが、日本ロケを敢行したミュージック・ビデオをご紹介。ソニーのMusic Video Recorderを10台使用し、レアなアングルからマッドリブの超絶プレイを堪能できる。

マッドリブ、エクスクルーシヴなミュージックビデオ in Japan

自宅のレコード・コレクションは推定4トン(!)、米カリフォルニア出身のDJ/ラッパー/音楽プロデューサーであるオーティス・ジャクソン・ジュニアことマッドリブ。近年のヒップホップ×ジャズのクロスオーバーに先鞭をつけた人物としても知られる彼の、スペシャルなミュージック・ビデオが届けられた。

マッドリブがドラム、キーボード、そしてスクラッチを駆使しながらビートを構築していく姿が、至近距離でチェックできるこのMV。何を隠そう、東京のライブハウス<新代田FEVER>を貸し切って撮影されたものだ。今年2月、マッドリブが<Hennessy artistry>(脚注①)への出演のため来日した際に収録された、超エクスクルーシヴな映像作品となっている。

まずフロアに円形のレールを敷き、その中心に機材を設置。MV撮影に特化したソニーのMusic Video Recorder(以下、MVR/脚注②)を使用し、ステージを360°取り囲むことで、普段はなかなか見られないアングルからマッドリブの超絶プレイを堪能できる。また、各楽器にもMVRがセットされており、計10台のカットが目まぐるしくスイッチングしていく光景は、マッドリブが描くビート&ループとも相まって実にスタイリッシュ。気になるサンプリング・ソースは、「ザムロック」と称されるザンビア産ロックの象徴=Paul Ngozi and The Ngozi Familyの楽曲だという。

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アイディアや撮影手法は至ってシンプル。しかし、小型カメラであることや、その特性を活かしたアングルに着目することで、ここまで本格的な映像が作れてしまうのだから驚きだ。かつてWalkmanで世界を魅了したソニーと、レコードを溺愛するマッドリブ。このMVは、両者の音楽に対する想いや情熱が、国境を超えて実を結ぶ瞬間を切り取っている。

Text by Kohei UENO

Music Video Recorderによる映像やMADLIB関連の映像はこちらから。

(脚注①)Hennessy artistry:多彩なジャンルやスタイル、カルチャー、人々をブレンドするグローバルなミュージックプラットフォーム。DJ KRUSH×ビル・ラズウェルなど、豪華なライヴ・セッションで常に話題を振りまいている。

(脚注②)Music Video Recorder:ミュージック・ビデオに特化したソニーの高音質ビデオカメラ。レッスンやライヴの音・映像をハイクオリティに記録できるだけでなく、Wi-Fi経由でWebやSNSへの共有/アップロードも簡単。