12年前。みなさんは、どうしていましたか? もうこんなにオッサンになっちゃったら、12年も20年もそう変わらない。痛風、膝痛、歯槽膿漏が加わったくらい。でもアラサー、アラフォーとなれば、かなり状況は変化しているのではないでしょうか。「あの頃はピチピチだったなぁ」「文句ばっかいってたなぁ」「あんな大人にはなりたくない…」ってねぇ。加藤ミリヤさんの「新約ディアロンリーガール feat. ECD」を耳にしました。12年前に発表された「ディア ロンリーガール」の再構築バージョンだそうです。この曲には、旧バージョン同様に、たくさんの女性の名前が登場します。総勢78人。〈あの子は今 幸せかな〉ってね。そして、〈時は過ぎ 乙女大人になって 戻れない「うちらの時代」は 特別に輝いてた 夢に散った〉と、ミリヤさんは歌うのです。あれから時は過ぎたけど、やっぱりあの頃のほうがキラキラしていたのかしら。思春期のほうが尖っていたのかしら。それともECDが叫ぶように〈20年経っても変わりゃしねぇ!!〉のかな。
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そこで、「新約ディアロンリーガール feat. ECD」に登場する同名の方をお招きし、仕事、恋愛、結婚などについて、そして〈あの頃〉と〈今〉を確認させていただきます。「Who Are You? 特別篇:Are You Happy Now?」スタート。日々の生活の中で、私たちはたくさんの人たちとすれ違います。でもそんなすれ違った人たちの人生や生活を知る術なんて到底ありません。でも私も、あなたも、すれ違った人たちも、毎日を毎日過ごしています。これまでの毎日、そしてこれからの毎日。なにがあったのかな。なにが起るのかな。なにをしようとしているのかな。…気になりません?そんなすれ違った人たちにお話を聞いて参ります。※小野寺咲妃(おのでら さき)さん(30歳):ダンサーこんばんは、本日はよろしくお願い致します。よろしくお願い致します。早速ですけど、咲妃さんは今お幸せですか?はい(笑)。幸せです。おおー、即答!! 具体的にどのようにお幸せなんですか?本当に、ここ最近になって感じたんですけど、何年か前からやってきたことが、実を結びつつあるんです。過去の頑張りは、今に繋がるんだなって。これまで何を頑張ったのですか?仕事です。咲妃さんのお仕事を教えてください。はい。ダンサーをしています。おおー、〈Shall We Dancehall?〉チーム以来ですね! あの方々はレゲエダンサーだったのですが、咲妃さんは?私は、ヒップホップとかジャズ系になります。どなたかの後ろで踊ってらっしゃるんですか?ライブでは、ケツメイシさんとか、結構回らせてもらっているのは、ソナポケさん…ソナーポケットさんです。あとは安室さんのミュージックビデオで踊らせてもらったこともあります。わー、安室ちゃんですか! やっぱ、お顔、小さいんですか?小さいですよー(笑)。しかも、そんなに背も高くないんですよ。ヒールを履いているから大きく見えるんですけど。そして踊りもやっぱり上手いと?上手いですねー。撮影も全部1発でOKって感じでした。今もお仕事帰りなんですよね? 今日も踊りまくりましたか?はい(笑)。でも今日はレッスンです。教える方です。インストラクターが基本の仕事で、たまにバックダンサーもやらせてもらっているんです。頑張って手にされたお幸せを、具体的に教えていただけますか?簡単にいいますと、何年か前に教えていたスクールが閉鎖になっちゃったんです。基本的には、キッズに教えているんですけど、そしたら「先生、自分でレッスン開いてよー」なんていわれまして。「先生、独立してくれー!」ってことですか?そうですね。でも本当は、やりたくなかったんですよ。子供たちにもいってるんですけど。どうしてですか?大変じゃないですか。まぁ、独立は大変ですよね。はい。自分でスタジオを借りなくてはならないし、生徒も集めなくてはならないですし。それまでは、どういうかたちで先生をやってらっしゃったのですか?ダンス・スクールとの契約のみでやらせてもらっていました。ですから、独立となると、「大変だから嫌だ~」って思っていたんですけど、もう意を決してやろうと。そしたら、それまでの生徒が結構そのまま付いて来てくれたんですね。その後、発表会にも呼んでもらったりして、私の作品を見た子供や親御さんから、「咲妃先生のところでやりたいんです」みたいな問い合わせも多くなり、新しい子も増えて来ています。子供達も満足してくれているようですし、まぁ、頑張った甲斐があったかなって、今は思っています。
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独立大成功!!いや、まだまだです(笑)。でも今は充実しています。すいません、〈Shall We Dancehall?〉チームに教えてもらったんですけど、すっかり忘れちゃいました。えっと、中居くんが…なんでしたっけ? ロックダンス?はい、正解です。ロックといったら、中居くんですね。ヒップホップが…ヒップホップにもいろいろなジャンルがあるんですが、アーティストでわかりやすくいうとEXILE系ですかね。じゃあ、ジャズは?それこそ安室ちゃんとか、E-girlsとかですかね。セクシーだったり、可愛いかったり。女の子のキレイ系ダンスですね。今日はなんの日でした?ヒップホップの日です。キッズは、何人くらいいらっしゃるんですか?うーん…150人以上はいますね。スゲエ!! 年齢層は?下は3歳から、専門学校生、大学生もいます。私は、基本的に学生までしか教えていません。じゃあ、私が習いたいっていっても?ごめんなさい、おじさんはちょっとキツイですね(笑)。咲妃先生、厳しいですね! 子供たちにも厳しいんですか?レベルが高い子たちには厳しいです。ズバズバいいますし。でも、ちびっ子には楽しく教えています。1番やりにくいのって何歳くらいですか?…えー?やっぱり中2あたり?いえ、中2になると結構落ち着いていますよ。生徒は女の子が多いので、超反抗とかはないですけど、まぁ、強いていうなら、小5、6、中1くらいでしょうか。挨拶の声が小さくなってきたりとか。可愛い!!私は、そういうのを認めないので、「おい、今挨拶したか?」ってなります。ちょっと今、ビクッとしました。先生のお顔になりましたね。で、ダンス・スクールって、発表会があるんですよね? あれを目標にやっているんですか?そうですね。ひとつのスタジオで、年に1回か2回やります。でも、私が教えているところは、地元のお祭りにも出るんですよ。夏祭りですか?産業祭りとか。産業祭り!!!!はい。いろんなところのダンス・チームが出演するので盛り上がるんです。地元の広い公園のなかに、ステージがあるんです。出店とかに囲まれて。ビールと焼きそばとダンス…最高ですね!はい、とても楽しいですよ。
小さい頃から、ダンサーになりたかったんですか?いえいえ、まったく。咲妃先生、ご出身はどちらですか?埼玉です。埼玉のどちらですか?えっと、川越のほうです。ほうってことは、川越ではありませんね。川越のちょっと先です(笑)。その、ちょっと先を教えてくださいよー。みなさん、わからないんで。だからあんまりいわないんです。いってくださいよ、お願いします。鶴ヶ島っていうところです。知ってますよ。すいません、市でしたっけ?市です。ごめんなさい! どこにあるんでしたっけ?関越と圏央道が通っているところです。車に乗る方は、結構知っているのではないでしょうか?すいません、乗りません。お買い物は、どちらでするんですか? やはり川越でしょうか?昔はそうですね(笑)。そういえば、木島さんは、丸広百貨店とかクレアモールで買い物したっていってました。ああ、クレアモール(笑)。すごく長い商店街です。いろんなお店がありますよ。遊んでいましたね、中高生くらいは。小学校のときは、なにをしていたんですか?ずっとバトンをやっていました。おおー、バトンというのは初めてですね。あのクルクル回すやつですよね?はい、そうです。公民館にバトン教室があったので、そこに通っていました。
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なんでバトンを始めたんですか?小さい頃からダンスは好きだったんです。3歳くらいからバレエをやっていたんですけど、引っ越したら近くにいいバレエ教室がなかったんです。それでバトンを始めました。あのバトン、触ったことないのですが、どんな棒なんですか?パイプみたいで。結構細くて。ゴムみたいなのが先に付いてて。落としても大丈夫なように。キラキラとかも付いているんですか?キラキラは、発表会のときに付ける場合もありますけど、ガチなときは付けません。ガチというのは、競技会みたいな?はい、そうです。2バトンもできますよ。ジャグリングみたいに(笑)。バトンは、どのように審査されるんですか?フィギュアスケートに似ているかもしれませんね。規定の曲と振り付けが決まっています。落としたら、もちろんマイナスになります。バトンの回転数も関係するのですか?はい。初級、中級、上級みたいなのがあります。そこで審査して金賞とか銀賞とか。音楽もありますよね? やっぱディズニーとかですか?いえいえ(笑)。クラシックだったと思います。曲名まではわからないですけど。ユニフォームは、どんなのを着ているのですか?新体操みたいなキラキラレオタードですね。ヒラヒラのスカートを付けたり、あとは手が綺麗に見えるような細工をして。お母さんにつくってもらっていました(笑)。やっぱあれですか。友達に「咲妃ちゃん回してよー」とかお願いされて。そうですね(笑)。掃除の時間は、ホウキを回したり。はい、正解です(笑)。中学校に入っても回していたんですか?はい。バトンをやりつつ、部活はテニス部に入りました。やっぱりラケットも回しました?どうだったでしょう(笑)。たぶん回したはずです(笑)。でもバトンもやって、テニスもやって、忙しくなかったですか?忙しかったですね。部活が終わってから、バトンの練習に行っていたので。テレビも観る暇がない? 好きな芸能人とかは?いえ、観ていましたよ。やっぱりSPEEDとか安室ちゃんですね。その安室ちゃんと一緒に踊るんですものねぇ。人生ってすごいなぁ。あとモー娘。ですね。お、久々に出ましたね(笑)。恒例なんで、誰が1番好きだったか教えてください。加護ちゃんかな?あー、あんなことになっちゃって、ねぇ。私、加護ちゃん、辻ちゃんと同じ年なんです。だからASAYANで「ついに同じ年の子が入った!」って、衝撃がありましたね。嫌いなメンバーも訊いてるんです。今まで誰が嫌われていましたっけ? 保田?(カメラマン:宮本さん)飯田じゃないですか?あんまり考えたことありません(笑)。じゃあ、SPEEDでは誰が好きでしたか?絵理子です。今井絵理子。大変なことになっちゃって、ねぇ(笑)。みんな、そうですね(笑)。
中学のとき、好きな子とかはいなかったんですか?先輩が好きでしたね。テニス部の先輩?いや、サッカー部の先輩です。なにかしたんですか?バレンタインとかあげた気がする。つくったんですか? チョコを溶かしたんですか?いえ、つくってはないです。チロルチョコをあげた気がする(笑)。チロル(笑)。あんまりガチなのは恥ずかしくて、あげられませんでした。その恋は?何もないです。ただの憧れの先輩でしたね。その頃は、まだバトンを回していたんですか?はい。結局、高3までやりました。わ、長い! 高校生になってもバトン教室に通っていたんですか?
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いえ、高校にバトン部があったんですよ。探して頑張って入ったんです。へー、珍しいですね!県立に行ったんですけど、県立のバトン部って、だいたいチアリーディングも一緒になっているんです。チアもやりたかったので、その高校に入りました。鶴ヶ島の高校ですか?いえ、所沢にあるT高校です。
チアも、テレビで観たことくらいしかないのですが、ポーンって人が飛び出すじゃないですか? 咲妃先生は、飛び出す人なのか、飛ばす人なのか。飛ばすほうです。体型で決まります。あら、先生、スラッとしてるのに。ありがとうございます(笑)。そもそもチアリーダーって、応援ですよね?そうです。応援もしたんですか?はい。野球部の応援とか。ポンポンを持って?はい。何曲もレパートリーを覚えて、吹奏楽部と合わせて練習していました。あれって野球部しか応援しないんですか?ウチは、野球しかなかったですね。サッカー部は、あまり強くなかったからかなー。チアリーディング自体の大会なんですけど、インターハイとかあるんですか?大会はありました。でもインターハイだったかどうかは…。すいません、あんまり覚えてないです(笑)。実は、友達に「記憶喪失か!」と、突っ込まれるくらいくらい、過去の記憶が薄いタイプです。先生、今更!! 辛い思いをたくさんしたので、忘れちゃったんですか?いえ、逆です(笑)。毎回MAXに楽しいんです。完全燃焼し続けて、消えてしまいます。楽しいことが、どんどん積み重ねられていくと。そうです。やっぱりお幸せですね(笑)。はい。友達がいろいろ覚えてくれているので、思い出させてくれます。じゃあ、恋も忘れちゃった?いえ、ここは覚えています(笑)。また先輩ですか?はい、先輩です(笑)。またサッカー部?サッカー少年でしたけど、部活はすぐに辞めちゃって、帰宅部みたいな人でした。不良ですか?不良ではないです。またチロルをあげたり、回してみたり。チロルはあげてないです(笑)。その先輩はずっと付き合っていました。おおー! ずっとですか?はい。ずっと、高校3年間。で、クレアモールでデートしていたと。いえ(笑)。所沢周辺かな? でも何していたかなー。部活も忙しかったから、あんまり遊んでなかったですね。…ああ、そうだ! 〈恋人ロード〉がありました!なんですか、それ?高校に、恋人ロードっていうのがあるんですよ。有名な。それも伝統ある。んー、そのロードのゴールは、高校ですよね?そうです。どこがスタートなんですか?最寄り駅がスタートです。恋人ロードは、線路に沿っていまして、電車からも丸見えの直線の道なんです。学校までちょっと遠回りになっていて、他の子たちとは、違う道なんです。恋人ロードは、ひとりで歩いちゃダメなんですか?ダメです。ひとりで歩けないです。電車から見えるじゃないですか? それで「ああ、あのふたり付き合っていたんだ」と、お披露目するわけです。もう、そういう道なんです。素敵ですね。やっぱ道も素敵なんですか? 銀杏並木? 欅坂?いえ、普通の平坦な道です(笑)。住宅が並んだ、ただの道です。ああ、でも懐かしいなぁ。でも先輩だから、彼のほうが先に卒業しますよね?はい。でもその後も付き合っていました。どうして別れちゃったんですか? 悲しい話だから覚えてるでしょう?今考えると、その彼がきっかけでダンサーになったのかな、っていうのがありまして。おおー! 詳しくお願いします!!
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私は、大学に入ってから、ダンスサークルに入ったんです。そこでバトンとチアも卒業したと?はい。ヒップホップがやりたかったんです。それでダンスサークルに入ったんですけど、彼は部活とかサークルにも入らないで、大学でも結構勉強を頑張っているような人だったんです。「サークルなんてチャラチャラしているし、俺は認めない」みたいなことをいわれまして。お父さんみたいですね。はい、堅い人で(笑)。でも「私はやりたい、認めてくれないならもういい!」そんな感じになって、話し合いもしたんですけど、結局私は、サークルに入ったんです。そのとき「俺と別れるんだったら、プロのダンサーになるくらいの気持ちがあるんだろうな」みたいなことをいわれて。あらー。「いやいや、ないけど」みたいな(笑)。でも、そういうのがあって、心のどこかで、「コンチクショウ、ダンスを見せてやる!」みたいなのは、ありましたね。大学で何学部にいかれたんですか?社会学部です。でも授業内容は、全然、覚えていません(笑)。アハハ! そこもMAXで忘れちゃってる。サークル三昧で忙しかったんです。彼氏のいう通り、チャラチャラして、男もいっぱいいて、それが忙しかったんですか? それともハードだったから?ハードだったんです。ガチでやっていました。スノーダンサー、通称〈スノダン〉というサークルで、全然チャラチャラしてなくて、300人くらいいるマンモス・サークルだったんです。今はもっとすごいみたいですよ。体育会系みたいな感じですか?そこまでではないですけど、週3回はやっていました。火、水、金と練習していましたね。でも、元彼から「プロのダンサーになるんだろうな」っていわれても、そんな気持ちはなかった、とおっしゃっていたじゃないですか?そうですね。まったくありませんでした。じゃあ、いつ頃からプロになりたいと考えるようになったんですか?実は、そう思ったことはなくて、あれよ、あれよで、今に至るっていう感じでして。んんー?プロになろうなんて気持ちはなかったのですが、ダンスはうまくなりたかったんですね。それで大学2年のときに、スクールにも入ったんです。avexの系列の原宿にあるスクールで、そこでレッスンしつつ、サークルもやって。そしたら、そのスクールの選抜メンバーに入れてもらったり、お仕事を振ってもらえるようになったんです。バックダンサーとか、ちょっとしたPVとか。あと、インストラクターのテストも受けました。avexにそういう制度があったんです。それにも受かりまして。おお、咲妃先生誕生ー。それで、代行レッスンの先生をやらせてもらっていたんですね。それが3年生の頃だったんですけど、結構やらせてもらっているなかで、avexの方から「将来どうするの?」みたいな。「普通に就職するの?」って。それで、ちょっと考え始めたんです。フムフム。更に4年生になったタイミングで、avexのレギュラーが決まりました。代行じゃない先生?はい。自分のレッスンが始まったんです。でも、周りは就活しているし、私も一応は学校内のセミナーにも行っていたんですけど、いよいよスーツを買う時期になって、「就活辞めた! ダンスしよう!」と。おおー。そう決めた段階で、他のレギュラーとかも増えてきまして、先生としての仕事と、バックダンサーとかも、ちょいちょいやらせてもらえるようになったんです。ですから、大学卒業のタイミングでは、お家にお金を入れられるくらいにはなっていたんですよね。
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お家の方はなんていってました?お父さんは大反対でした。「四大に入ってどうしてダンサーになるんだ?」って。お母さんは?お母さんは、私のダンスを見に来てくれていたので、あんまり何もいわないで、「どうするの?」って感じでしたけど、お父さんは大反対でした。お父さんには、ダンスを披露したことがなかった?はい。でも、大学を卒業してから、生徒の発表会に来てもらいました。うちのお父さんは、中学校の副校長なんですけど…はい。その発表会で、父は昔の教え子に会ったらしいんですよ。「何で先生いるんですか?」「娘がインストラクターで」っていったら、「すごい!」となったらしく(笑)。ちょっと鼻高々じゃないですけど、嬉しかったみたいで(笑)。更に大学を卒業した1年目の夏くらいから、ケツメイシさんのツアーにも回らせてもらっていたので、そういうのもお父さんに見てもらって。お父さんも納得?そうですね。やっと認めてくれました。今はとても応援してくれています。出世街道まっしぐらって感じじゃないですか。それは、やっぱり咲妃先生のダンスがスゴイから?運もありますよね、この業界は本当に(笑)。いろんな巡り合わせが繋がって、今に至っていると思います。お聞きしていると、ダンス三昧の大学生活でしたが、恋はどうだったんですか?いました。先輩の(笑)。また先輩かー(笑)。付き合っていました。サークルの先輩です。彼もヒップホップですか?そのひとはブレイカーでした。ブレイカー!? 強そうですね。くるくる回る人です。長くお付き合いされたんですか?そうですね、3年の終わりくらいまで付き合っていました。でもお相手もダンサーなら、今度はヤイヤイいわれなかったのではないですか?それがですね、そうでもなくて(笑)。向こうが就職したタイミングで、私もダンスの仕事を頑張っている時期だったんです。向こうは土日に遊びたい。でも私は、「土曜日レッスンです、日曜日もレッスンです」と。それで噛み合わなくなって、「じゃあ俺は、何のために就職したんだ!」とかとか(笑)。んん?向こうは、安定を考えていたんですよね。結婚したいと。あららー。就職もできた。だからあとは、私の卒業を待って、結婚するみたいな。咲妃先生は、そのときどうだったんですか? 結婚願望とか?全くないです(笑)「え? 嘘でしょ? まだまだこれからなんだけど」みたいな感じで。さっきと一緒じゃないですか(笑)。本当にそうなんですよ、今までの人生。それで「ダンスを頑張りたいから」っていって、別れました。こんなの載せるんですか?はい、載させてください(笑)。ヤバいなぁ!
ツアーは、だいたい何公演くらいやるんですか?ケツメイシさんですと30公演近くです。アリーナツアーなので、大きい会場で2デイズとかもやります。ソナポケさんは、ホールツアーなので、各地を回ります。48公演の年もありました。日本全部越えちゃってるじゃないですか! それはどれくらいの期間でやるんですか?4ヶ月から5ヶ月ですね。お家、帰れませんよね?はい、帰れないです。九州に行ったら1週間そのままとか。移動日もありますし。正直、嫌になりません?いえいえ、楽しいです(笑)。もちろん、〈慣れ〉はありますけど、夢でしたから。全国のステージに立ち、そこで踊る…うん、夢でしたね。ホールだと、300人とか500人規模だから、後ろのお客さんの顔とかも見えるんですよ。とても身近に感じられる。すごく気持ちいいんです。
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ツアー前のリハーサルは、いつくらいから始めるんですか?1ヶ月前くらいからですね。どれくらい練習するんですか?ソナポケさんのツアーだと、平日は、ずっと缶詰めでやっていました。最後の方にメンバーさんとかと合わせるって感じでしたね。さて、現地入りしました、リハやって、ライブがあって、その後はどうされるんですか? さすがに毎晩は打ち上げされませんよね?そうですね。打ち上げも場所によってです。2日間あったら、1日目はダンサーだけでご飯を食べに行ったり、2日目はメンバーさん、スタッフさんも呼んでもらったり。色々ですね。中日があったら、観光したり?そうですね。お城に行ったり。っぽいですね!!はい。熊本城とか(笑)。2日目だと初日にもうリハーサルをやっているので、昼入りになるんですね。だから午前中は散歩したりしています。咲妃先生、お気に入りの街を教えてください。うーん…。食べ物でもいいですよ!食べ物ばっかりですね(笑)。大体、夜しか動けないので、食べ物の記憶ばかりです。福岡は美味しいものがいっぱいありますよね。あとはやっぱり北海道。北海道はお腹が足りない。〈お腹が足りない〉!! 名言ですね! 胃じゃなくて!!ギャル曽根になりたいですよね。本当に北海道にはいろいろあるじゃないですか。でも2日間くらいしかいられないので、「あれを食べそびれた!」「これも食べそびれた!」みたいな感じになります。食べそびれるくらいお忙しい咲妃先生ですが、私生活はいかがですか? 学生の頃は、結婚願望はなかったとおっしゃっていましたが、現在は?今は、めっちゃあります。お、どうしてですか? 彼氏じゃダメなんですか? 結婚がしたいと?そうですね。やっぱり子供が欲しいですよね、年齢も考えて。まわりのダンサーの方はどうでしょう?ダンサーは独身が多いですね。もちろん、結婚する気のない子も多いです。私もそうでしたし。あとは、出会いがないとか、付き合っているけど結婚はまだとかいう子もいますし。お母さんダンサーもいらっしゃいます?いますよ。最近結構多いです。それこそ3ヶ月くらいしか休まないで戻って来たり。すごい!! 咲妃先生も子供が生まれてもダンスは続けたいと?そうですね。だから教える方の基盤をつくっているというか。教える方の?はい。子供が生まれたら、自分の子供をママたちに見ていてもらって、その間に生徒たちをレッスンするとか。なるほど! 生徒さんのママさんに見てもらうと!「そうなったらお願いします」って、既に保護者の方々にもいっています(笑)。ナイスアイデアですね! 咲妃先生、とても充実した日々を送ってらっしゃいますが、加藤ミリヤさんは、「時は過ぎ 乙女大人になって 戻れない 〈うちらの時代〉は 特別に輝いてた」と歌っております。現在と昔、どちらが輝いていました?今ですね。ですよね。「懐かしいなぁ」「あの頃はそうだったなぁ」なんて思うことはありますけど、そこがあって今がありますから。はい。多分、戻ったら、同じ道には辿り着けないでしょう。偶然の出会いとか、本当に偶然ばっかりで、今ここにいるので。いやいや、咲妃先生のパワーですよ!うーん…ありがとうございます。では最後に。咲妃先生の夢を教えてください。夢かー…ダンスは続けていたいですね。もっと上手くなりたい、そんなお気持ちもあるんですか?自分がどうこうというよりかは、今は、育てたいという気持ちが強くなっていますね。
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生徒さんでプロダンサーになられ方、います?まだ学生の子たちなのでいません。ただ、ダンサーとして成功というよりも、人として、女性として、ちゃんとした人になって欲しいですね。私もこれまで先生に、そう教わってきたんです。だから私も、挨拶、返事、礼儀に関しては、口うるさくいっています。正直いって、教えている子たち全員がダンサーにはなれませんから、他の道に進んだときでも、ダンスでやっていたことが役立つように育てたいですね。やっぱりプロダンサーへの道は厳しい?そうですね。ダンサー全員が、みんながみんな、安定した生活を送っているとはいえません。ですから、生徒には、「ダンサーになりなさい」みたいな感じでは接していません。でもダンスのお陰で学校も頑張れているとか、内気だった子が社交的になったとか、そういう話も耳にしますので、そういう部分も含めて、教えたいと考えています。もう、咲妃師匠と呼ばせてください!なんか、美談みたくしちゃってすいません。
※「Are You Happy Now?」では、インタビューを受けて下さるアイさん、ユメさん、ナギサさん、サクラさん、マドカさん、ミドリさん、レイコさん、マキコさん、マイさん、ユイさん、ユリさん、アカネさん、ユウさん、サチさん、ユカリさん、マオさん、カナコさん、ミカコさん、エリカさん、アヤメさん、レイナさん、チサトさん、ミヤビさん、マリアさん、メイさん、アイさん、カオリさん、リナさん、サチさん、ナナさん、リサさん、エミさん、アユミさん、アスカさん、サツキさん、アンナさん、ハヅキさん、マナミさん、リオさん、チカさん、シホさん、サオリさん、ミユキさん、アサミさん、ユウカさん、レイカさん、ミアコさん、ヨシエさん、ヒトミさん、マヤさん、ルナさん、エイミさん、アイカさん、カスミさん、アカリさん、モモコさん、シオリさん、ヒナコさん、ミサコさん、ノゾミさん、ミクさん、ユカさん、シオンさん、ツバサさん、リナさん、ルミさん、ミナさん、ミヅキさん、ヒカリさん、マモリさん、アイリさん、クラシさん、エンさん、ユキさん、ヨーコさん、ノリヨさん、ジュンさんを募集しています。自薦、他薦、構いません。お名前、ご年齢、性別、お住まい、ご職業、応募の動機を明記の上、こちらまでお問い合わせください。