D.I.Y.スピリットをくすぐる盟友コラボ!

東京のライブハウスがロケ地ということもあり、大きな反響を巻き起こしたマッドリブのエクスクルーシヴなミュージック・ビデオ「Madlib Makes a Beat」。実は、このMVには続きがある。“LA to Tokyo”というサブ・タイトルが示すように、2つの都市を音楽/映像で結び付けるのが本来のコンセプトでもあるため、当然、米ロサンゼルスで撮影されたバージョンも存在するのだ。

パート2の主役は、西海岸のアンダーグラウンドで活躍するMCのメダファーことMED。マッドリブやワイルドチャイルドらが結成したヒップホップ・グループ=ルートパックの一員であり、マッドリブの別名義マッドヴィレインやカジモトにも客演する彼は、<ストーンズ・スロウ>(※1)を設立初期から支えてきた重要人物。そんなメッドが、先述のMVのために制作されたマッドリブのトラックに乗せて、切れ味鋭いフリースタイル・ラップを披露している。

ロケ地はLAのダウンタウン近郊。ストリートでフロウを繰り出すメッドと、彼のホーム・スタジオや車内からのラフな映像、そして東京でビートを刻むマッドリブの姿が矢継ぎ早にマッシュアップされ、どこかオールド・スクールな雰囲気を捉えているのもポイントだろう。撮影機材はもちろん、ソニーのMusic Video Recorder(以下、MVR/※2)。固定カメラと手持ちカメラのアングルを共存させることで、MVRならではのフットワークの軽さをアピールしているのも上手い。なお、トラック・エディットはレーベルメイトのジェイ・ロック(J Rocc)が手掛けているようだ。

ミュージック・ビデオはもう、高価な機材や編集ソフトを所有するプロだけのものではない。メッドとマッドリブによる時空を越えたコラボレーションは、我々のD.I.Y.スピリットをくすぐるには充分過ぎるほど刺激的である。

PART 1のビデオもDon’t miss it!

Music Video Recorderによる映像やMADLIB関連の映像はこちらから。

Text by Kohei UENO