サッカーに根ざしたサブカルチャー、カジュアルズ。彼らはフレッドペリーを始めとするスポーツウェアをストリートに落とし込んだ。これが90年代のスポーツスタイルの流行へと繋がる。サッチャー政権化において、労働者階級の尊厳が破壊されていくなか、カジュアルズは、かつての伝統にすがるのではなく、労働者階級としての新たな価値観を、ファッション通じて示し続けた。
英国にてスポーツウェアをストリートに広めたのが、カジュアルズ。このサッカーファンによるムーブメントが、現在のファッション・シーンに大きな影響を与えている。サッチャー政権下の労働者階級にとって、厳しい社会環境のなかでカジュアルズは生まれた。また、フレッドペリーは階級や人種、ジャンルに問わず愛され、カジュアルズにも欠かせないブランドとなった理由とは?
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90年代後半に、真っ黒に日焼けしたギャルたちが巻き起こしたガングロブーム。ギャルサー〈Black Diamond〉の運営を務める浅野毅氏に、ガングロブームと衰退、そして現代に生きるガングロたちについて語ってもらった。
〈愛〉とはなんですか?写真集『NIAGARA』の復刊に伴い、アレック・ソスが問いかける現代社会における〈愛〉のカタチについて、改めてインタビューを敢行。写真という言葉を発しないメディアを用いて、観るものの内に何を呼び起こすのだろうか?
ヤクザ、女装した男性、薬物中毒者など、新宿歌舞伎町を中心に撮影した作品がおさめられた写真集『口笛』。写真家、星玄人が、この作品を通じて、何を表現したのか?インタビューを敢行した。
女性を応援する制度や価値観を生みだそうとする動きが社会全体に広がっているが、世の中にはいろんな女性がいるのに、〈女性〉とひとくくりにされたまま、「女性はこうあるべきだ」「女性ガンバレ」と応援されてもピンとこない。〈女性〉について、女性本人はどう考えているのだろう。女性が100人いたら、100通りの答えを知りたい。「あなたにとって〈女性〉とは?」
気がつけば、どこも似たり寄ったりの街並みになった。店は増えるけど、そこには目新しさ、物珍しさしか存在しない。街と歩んできた時間なんてどこにもない。〈街は生きている〉というけれど、ベタなロゴが増え続ける状況が、〈生きている〉ってことなのだろうか。地域に根ざし、地域のみんなに愛される強靭なお店に入ってみよう。現在も街と共に生きている人に会ってみよう。
コンビニで、タンメンを温めてもらっていました。なんとなく、「言うような気がする〜、言うような気がする〜」って思っていたら、本当に言われました。
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ソマリランドは、ここ何十年ものあいだ、旱魃に悩まされ続けている。誰もが以前のように雨が降るのを待ち望んでいるが、旱魃は今や当たり前になってしまった。科学者の研究によると「アフリカの角」で何十年も続く旱魃と二酸化炭素の排出量の上昇には直接的な相関関係があるようだが、悪化する状況の原因はそれだけなのだろうか。
「Oh!ジャパニーズポップカルチャー!」 ビビッドでキッチュな色合いや、マンガのような女の子たちが惜しげもなく「カワイさ」を見せつけてくる感じ、二次元的なフラットさから、ひとつの言葉が浮かんできた。昨今世界で注目されているこのトレンドを象徴するような彼女の処女写真集『SAMURAI GIRL』は、2006年にイタリアの美術出版社DRAGO社から発売されると、…
ルートインBCリーグは、日本の独立野球リーグのひとつ。〈BC〉とは、〈ベースボール・チャレンジ〉の頭文字だ。2018年2月11日、千葉ロッテ・マリーンズ浦和球場。まさしく野球にチャレンジする男たちが集まった。ルートインBCリーグの入団テスト〈トライアウト〉に挑む男たちだ。
2015年、エルサルバドル共和国での殺人発生件数は6,657人。人口10万人あたりの殺人発生率は104.2人で世界1位。2014年に比べ、殺人発生件数は67%増加し、2016年の正月三賀日だけでも72件の殺人が発生した。
〈人食いバクテリア〉なる恐ろしげな病気をご存知だろうか。日本での感染者数は過去最高を記録している。致死率30%ともいわれるこの病気の正体は?感染症の専門家である国立国際医療研究センター病院の秋山徹氏に疑問をぶつけた。
セルマ・ミリアムは、自身が主宰する女性グループのための「場」を開いた。モデルにしやすい形態はブックストアだったが、セルマは料理も好きだったので、そこにレストランも加えた。1977年、コネチカット州のブリッジポートに「ブラッドルート・レストランとフェミニスト・ブックストア」をオープンした。
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