ナイン・リチャード、37歳。レンドゥの武装集団による襲撃ののち、ふたりの娘、2歳のロシェル、11歳のマーヴ・グレースとともにチェ村から避難した。妊娠中だった彼の妻と3人の子どもは襲撃によって命を落とした。コンゴ民主共和国、ブニアの国内避難民キャンプで「彼らは、私と子どもたちを草むらまで追いかけてきました」とリチャードは、襲撃を生き延びた十数名の被害者たちとと…
コンゴ民主共和国のイトゥリ州ジュグ地区を襲い、同地区の住民数十万人を苦しめた不可解な暴力は、2017年12月に始まった。ときには1日数件のペースで、パンガ、斧、弓、槍で武装した男たちによって、次々と村々が襲われた。国連によると、被害に遭った村は全部で約120。数百もの住民が殺され、数千もの家屋が破壊された。
2017年8月、ドナルド・トランプ米国大統領が、タリバン壊滅、ISIS撃破、敵兵を匿うパキスタンの封じ込める、新たな対アフガニスタン政策を公表した。「私たちが実施するのは、国家再興計画ではない」とトランプ大統領は言明。「テロリストの殺害だ」。もはやこれは、アフガニスタンのみんなの心を救う戦いではないことが明確になった。
ミャンマー経済の安定化から、ミャンマーを平和にしようとするひとりの日本人を追ったシリーズ。あれから1年。順調に進んでいた八角栽培事業だが、予想だにしなかった事態が訪れる。林健太郎は、この試練を乗り越えられるのか。ミャンマーの平和は、夢物語に終わってしまうのだろうか。最終回。
ミャンマー経済の安定化から、ミャンマーを平和にしようとするひとりの日本人を追ったシリーズ。第3回。カレン州の元農業大臣による協力もあり、順調に進む八角栽培事業。紛争の前線であったタウンダウンジーでは、植林場の準備がされている。ここで目指すのは〈八角の山〉だ。
ミャンマー経済の安定化から、ミャンマーを平和にしようとするひとりの日本人を追ったシリーズ。第2回。この国で社会的起業を成功させるためには、サヤドに挨拶しなくてはならない。サヤドとは、上座部仏教における敬称で、いわゆる僧院の〈長老〉である。カレン族にとっての〈富士山〉、そして〈聖なる山〉であるズウェガビン山の寺院を訪れ、事業の支援を請う。
緊張絶えないミャンマー情勢の元凶は貧困にあり、と喝破するひとりの日本人。かつては〈国境なき医師団〉として世界各地を転診した医師であり、社会起業家でもある林健太郎は、ミャンマーの安寧を願い、八角栽培事業に着手している。シリーズ〈CRAZY DOCTOR Heals Myanmar〉では4回に渡り、ミャンマーを駆け続けるこの男を追った。第1回。
ハリドが〈テロリスト〉なのか〈自由の戦士〉なのか、という議論は、相対的にならざるを得ないが、彼女の、パレスチナへの確固たる献身と情熱に、議論の余地はない。「私はイスラム教の家庭に生まれました」と彼女。「とはいえ、狂信的な信者ではありません。私が狂信的になるのは、パレスチナとパレスチナの人々に対してです」
ベルリンに到着した難民の数人に、自身にとってのスマートフォンの意味を教えてもらった。ある人たちは、失った家族、もしくは離別中の愛する人のアルバム代わりとして、また単純に、ボロボロのボートで向かったヨーロッパへのナビ代わりに使用した人もいた。
1万のシリア政府軍勢が反政府軍に包囲されたアレッポ郊外に集結している。一週間にわたる空爆と砲撃により炎に包まれ、数百の死者を反政府軍が占拠する街に、未だかつてない大規模な攻撃を加える準備をしている。
資金不足に陥っているウクライナ軍は、民間会社やボランティア団体へ協力要請を始めた。さらにウクライナ国防省の要請を受けて結成されたのが「People’s Project」。ロシアとの国境を監視するためのドローン部隊設立のため、クラウドファンディングを進めている。
戦争により精神的に病む人や、環境汚染の悪化から感染症を抱える人、そしてテロ犠牲者など、患者は増え続ける一方、イラク政府はISとの戦闘資金に財源を確保するため、保健省の予算を削減した。不足する病院と医師。イラクの医療事情をレポート。
バクダットからおよそ400キロ北西に位置するイラク第二の都市モスル。2014年6月よりISが占拠しているが、2016年3月、イラク政府は、アメリカを中心とする有志連合の協力と共にこの地の奪還作戦を開始。モスルを取り戻すことが、IS壊滅への道に繋がるのだ。シリーズ第2回。
バクダットからおよそ400キロ北西に位置するイラク第二の都市モスル。2014年6月よりISが占拠しているが、2016年3月、イラク政府は、アメリカを中心とする有志連合の協力と共にこの地の奪還作戦を開始。モスルを取り戻すことが、IS壊滅への道に繋がるのだ。シリーズ第1回。
ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。
ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。
混乱するアフリカ諸国の例にもれず、中央アフリカ共和国も混迷の渦中でもがいている。終わりの見えない宗教対立、宗教対立をより複雑にする利権争い。武装組織それぞれの正義があり、非武装団体それぞれの理想がある。
1966年のブルンジ共和国建国以前から続く、フツ族とツチ族の諍いは、さまざまな勢力を巻き込む大小の抗争を経て、1993-2005年、12年間に渡る内戦に至った。その内戦は収束したものの、和平プロセスに端を発するフツ族勢力同士の政治的対立により、完全なる和平合意成立は、2008年12月を待たなければならなかった。
1966年のブルンジ共和国建国以前から続く、フツ族とツチ族の諍いは、さまざまな勢力を巻き込む大小の抗争を経て、1993-2005年、12年間に渡る内戦に至った。その内戦は収束したものの、和平プロセスに端を発するフツ族勢力同士の政治的対立により、完全なる和平合意成立は、2008年12月を待たなければならなかった。
1966年のブルンジ共和国建国以前から続く、フツ族とツチ族の諍いは、さまざまな勢力を巻き込む大小の抗争を経て、1993-2005年、12年間に渡る内戦に至った。その内戦は収束したものの、和平プロセスに端を発するフツ族勢力同士の政治的対立により、完全なる和平合意成立は、2008年12月を待たなければならなかった。
ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。
ISに衰えの兆し、ピークは過ぎた、等々、楽観的な報道が散見されるものの、アメリカ率いる有志連合ですら過激武装集団を壊滅させるに至っていない。戦地を知らぬ自称専門家たちは何をもって、衰退、ピーク、云々を語るのか。断片的な情報を繋ぎ合わせただけの解説は果たして的を射ているのか。真実を探るべく、ISと対峙する人々の事情と心情を追う、シリア、イラクからのレポート。
1966年のブルンジ共和国建国以前から続く、フツ族とツチ族の諍いは、さまざまな勢力を巻き込む大小の抗争を経て、1993-2005年、12年間に渡る内戦に至った。その内戦は収束したものの、和平プロセスに端を発するフツ族勢力同士の政治的対立により、完全なる和平合意成立は、2008年12月を待たなければならなかった…
1966年のブルンジ共和国建国以前から続く、フツ族とツチ族の諍いは、さまざまな勢力を巻き込む大小の抗争を経て、1993-2005年、12年間に渡る内戦に至った。その内戦は収束したものの、和平プロセスに端を発するフツ族勢力同士の政治的対立により、完全なる和平合意成立は、2008年12月を待たなければならなかった。 平和が続くはずであった、2015年4月、二選を…
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90年代後半に、真っ黒に日焼けしたギャルたちが巻き起こしたガングロブーム。ギャルサー〈Black Diamond〉の運営を務める浅野毅氏に、ガングロブームと衰退、そして現代に生きるガングロたちについて語ってもらった。
〈愛〉とはなんですか?写真集『NIAGARA』の復刊に伴い、アレック・ソスが問いかける現代社会における〈愛〉のカタチについて、改めてインタビューを敢行。写真という言葉を発しないメディアを用いて、観るものの内に何を呼び起こすのだろうか?
ヤクザ、女装した男性、薬物中毒者など、新宿歌舞伎町を中心に撮影した作品がおさめられた写真集『口笛』。写真家、星玄人が、この作品を通じて、何を表現したのか?インタビューを敢行した。
女性を応援する制度や価値観を生みだそうとする動きが社会全体に広がっているが、世の中にはいろんな女性がいるのに、〈女性〉とひとくくりにされたまま、「女性はこうあるべきだ」「女性ガンバレ」と応援されてもピンとこない。〈女性〉について、女性本人はどう考えているのだろう。女性が100人いたら、100通りの答えを知りたい。「あなたにとって〈女性〉とは?」
気がつけば、どこも似たり寄ったりの街並みになった。店は増えるけど、そこには目新しさ、物珍しさしか存在しない。街と歩んできた時間なんてどこにもない。〈街は生きている〉というけれど、ベタなロゴが増え続ける状況が、〈生きている〉ってことなのだろうか。地域に根ざし、地域のみんなに愛される強靭なお店に入ってみよう。現在も街と共に生きている人に会ってみよう。
コンビニで、タンメンを温めてもらっていました。なんとなく、「言うような気がする〜、言うような気がする〜」って思っていたら、本当に言われました。
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ヤギへの関心、未来の人間の繁殖方法についての興味が高じて、トーマス・トゥウェイツ(Thomas Thwaites)は、ヤギの群れと数日間をともにした。ストレスのないヤギの生活は、人間にとってもストレスがないのだろうか。人間がヤギになると何のメリットがあるのだろうか。ヤギ男に話を聞く。
第二回『Black Metal』(1982年) さて第一回の『Welcome To Hell』編はいかがでしたでしょうか?VENOMのことを全く知らない乙女のチョコボールちゃんに聞いてもらってレビューしてもらいましょうのコーナー。VENOMというよりも「ヴィジョン・オブ・ディスオーダーのレビューだった」とのお叱りも頂きましたが、いやいやチョコちゃんがVODを…
NIGO®を監督に迎えた新生アイドル研究会「BiS」の新ミュージック・ビデオが遂に公開。ポップカルチャー番組を配信する2.5DとVICE Japanの共催イベントにてお披露目、解禁となった。BiSのキラーチューン「Nerve」をNIGO®色に染める。ビデオの最後にはあのコラボ曲も…どうぞ最後までご覧ください!
サッカーに根ざしたサブカルチャー、カジュアルズ。彼らはフレッドペリーを始めとするスポーツウェアをストリートに落とし込んだ。これが90年代のスポーツスタイルの流行へと繋がる。サッチャー政権化において、労働者階級の尊厳が破壊されていくなか、カジュアルズは、かつての伝統にすがるのではなく、労働者階級としての新たな価値観を、ファッション通じて示し続けた。
ドナルド・トランプ次期大統領が中絶に対する規制を強めるならば、米国の女性たちは、自分たちの手で堕胎をするようになるのだろうか。
ハロウィンとは、ケルト人の〈サウィン〉と、キリスト教の〈諸聖人の日〉が融合して生まれた祭事である。子供たちは死者に扮装し、お供え物を用意し、死者との交流をはかった。ここでは、今まさに旬な、2015年10月31日、渋谷にて行われた、子供たちによる死者との交流の模様をお送りしよう。
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