そろそろお母さまが恋しくなってきた。そこで、2017年の想い出と共に、あの楽しかった日々を振り返ってみよう。猫カフェでニャーしたお母さまを懐かしもう。そしていつの日か、グラインド親子に再会できますように。ふたりのアイドルであるMELT-BANANA、そしてBABYMETALと共演できますように。
約20年前に始まった〈ロードバーン(Roadburn)〉は、先鋭的なヘヴィ・ミュージック・フェスながら、オーディエンス、アーティスト双方から熱烈な支持を集めている。出演アーティストは、今をときめく業界のビッグネームではない。ロードバーンのラインナップには、どこまでも実験的で、エクストリームなサウンドを追求する異端児が名を連ねている。
自称〈国内唯一のブルータル・デスメタルバンド〉SENANGA PRIVUTAのヴォーカル、アウン・チャ・ジンが活動するのは、世界で最も歴史の浅いメタルシーンだ。彼によると、ヤンゴンにメタルシーンが誕生してから、ほんの10年足らずだという。ヤンゴンのメタルヘッズの知名度は、パンクスやラッパーほどではなく、まだ、侮辱の対象になるほどではない。
元サッカー選手、カルレス・プジョルがNAPALM DEATHのファンだと知って驚いた。QUEENやEMINEMではなく、NAPALM DEATHを聴いているというのが意外だと思ったのだ。しかし、プジョルについて調べていると、彼のプレースタイルにNAPALM DEATHの音楽が影響を及ぼしている気がしてきた。
母がアリス・クーパーの熱狂的なファンだということは、以前からわかっていた。しかし、本人を1度も見たことがなかった。そこで、新作『パラノーマル』のツアーとして、ロンドンのSSEアリーナでのコンサートが発表されると、私はチケットを取った。でも母はいう。「ついにチャンスが来たのに、もう60近いし、こんなに太っているなんて想像してなかった」
オリジナル・スタジオ・アルバムが10枚、オフィシャル・ライブ・アルバムが4枚、そして大規模なリイシュー・キャンペーンが進行中……。今更どこから手をつければいいんだ、とひるんでしまうビギナーのために、METALLICA入門プレイリスト5選をお届けする。
Mayhemのユーロニモスも脱帽するしかなかった、ブラックメタルよりもドス黒いウルトラメタル。麻薬戦争に疲弊した1980年代のコロンビアで生まれた、粗野で暴力的で涜神的なサウンドは、ノルウェイジャン・ブラックメタルよりもリアルだった。何が若者をそこまで駆り立てたのかをParabellumのメンバーに聞く。
1991年4月8日、ライフルで自らの頭を撃ち抜き、早すぎる死を迎えたデッド。彼は、ブラックメタルのパイオニア的バンド、MAYHEMのフロントマンであり、更には数々の悪名高い事件に関与し、様々な伝説を残した。そんな彼が文通をしていたことをご存知であろうか。〈Letters from the Dead〉が、限定666冊で刊行された。
ハードコアを語るとき、絶対に欠かせてはならないのがBLACK FLAG。彼らがいなければ現在のハードコア、そしてオルタネイティヴシーンは、180度違う道を進んでいたと断言できる。彼らの1stアルバム『ダメージド』は、間違いなく歴史的名盤だ。しかし、そんな大名盤も当時は〈遅れた作品〉だったという。『ダメージド』を中心に、当時のBLACK FLAGを探る。
クリーヴランドが生んだ暗黒メタル・ハードコア・キングINTEGRITYが、最新作『Howling, For The Nightmare Shall Consume』を引っさげて来日。創始者であるドゥイド・ヘリオンにインタビュー。あと数年で五十路を迎える男だが、現場から離れる素振りもヘッタクレもない。
ニューヨークが生んだ〈スーパー・ノイズロック・キング〉UNSANEが、8thアルバム『ステリライズ』を発表。2008年には、結成30周年を迎える彼等だが、その血飛沫ジャンクロックは、衰えるどころか、更にパワーアップして惨殺モード全開である。横綱モード全開なのである。
トクマルシューゴ、DEERHOOF、BiS階段のミュージックビデオなどを手掛けてきた映像作家の大石規湖が、映画監督デビューした。最低だけど超最強で、ダサいけど超クールで、まったく偽りのない超現在進行系の〈パンク生活〉を映し出したドキュメンタリーである。
1992年にテネシー州ナッシュヴィルで結成されたTODAY IS THE DAYは、スティーヴ・オースティン率いる暗黒轟音バンド。そんな彼らの初期を代表する作品が、1997年の4thアルバム『Temple of the Morning Star』だが、リリース20周年を記念したデラックス・エディションが再発された。当時の状況をスティーヴが振り返る。
1980年代後半のテロ時代、アンティオキア県北部にある県都メデジンは、世界一の殺人都市として知られていた。しかしメデジンはそれだけではない。コロンビアにおいて、ロック、パンク、ヘヴィメタルの中心都市でもあったのだ。それらの文化的な革命が起きていたシーンも、暴力の大混乱のなかに巻き込まれていた。
グラミー賞へのノミネートがこれまでに3回、様々な映画への楽曲提供、そしてアルバムを出せば、ビルボードチャートベスト10に必ずランクイン。アトランタ出身のMASTODONは、間違いなく現代を代表するスーパーメタルバンドだ。もちろん最新作『エンペラー・オブ・サンド』も大ヒット。しかしこのスーパー4人組はデビュー当初から何も変わっていないのであった。
ペルビアン・ブラックメタルの雄〈Goat Semen〉が2015年、アルバムリリースのタイミングで、Noiseyの取材に応じていた。国内でのブラックメタル普及を目指し、今更ながらエリック・ネイラのインタビューを公開。南米産ブラックメタルのベスチャルなサウンドは、ベスチャルな南米の環境から生まれるべくして生まれたサウンドだ。
ロボット・バンドというと、ビープービープーいってる脳足りんエレクトロニカをみんな想像しがちだ。これまで見たロボット・バンドや楽器は、どれもヘッポコでヘタクソだった。でも俺のロボットはハンパじゃない。もし、ロボットが最大出力で演奏するのを見たくて、メタルとかグラインドコアが好きだったら、俺たちのバンドをお薦めする。
現在のシーンにも多大な影響を与えたハードコア・コンピレーションの金字塔『This is Boston, Not LA』。その中でも異質な存在感を放っていたのがTHE PROLETARIAT。周辺のバンドが右翼化・メタル化していく中で、彼らは独自の世界を築き上げていた。あれから35年。ファーストアルバムの再発と共にバンドも復活。フロントマンのリチャード•ブラウンに話を訊いた。
SONIC YOUTHのギタリスト、サーストン・ムーアが、ブラックメタル界の超大御所であり、MAYHEMの創始者であるネクロブッチャーと膝を交え、VENOMについて、パンクロックについて、そしてネクロブッチャーの新刊『The Death Archives:Mayhem 1984-94』について語った。
言葉を変えていえば、ラーズ・ウルリッヒは嫌なヤツなのだろう。だから私は身構えていた。インタビュー場所に指定されたトライベッカの気取ったレストランに向かいながら、「さて、どれだけのクソッタレなのかな。中年になったから、少しは落ち着いたかな」などと考えていた。
日本が誇るスラッシュハードコアバンドRAZORS EDGEが結成から20年を迎えた。それを記念してベストアルバム『RAZOR MANIA』をリリース。更に『RAZORS EDGE 20th Anniversary “THRASH‘EM ALL!! Tour 2016”』も開催されている。永遠に飛び跳ね続けるKENJI RAZORSへのロングインタビュー。
CROWBAR、DOWN、THE KINGDOM OF SORROWのカーク・ウィンドスタインは、あらゆるものを見てきたスラッジ界のゴッドファーザーだ。彼の目、白髪交じりの髭、そしてエモーションたっぷりに響き渡る声にも、彼の経験が溢れ出ている。
『Among the Living』がバンドのキャリアを築いたんだ。かなり重要なアルバムだ。このアルバムの曲は今でもプレイしてる。この事実が持つ意味はデカい。自然の成り行きだけど、このアルバムには勢いがある。
世界に広がるメタルコミュニティ。バンガー・フィルムズによる『Global Metal』や、マーク・レビンの『Heavy Metal Islam』などでは、欧米以外のメタルカルチャーの普遍性が掘り下げられてきた。そして今回、エドワード・バンチスの新刊『Heavy Metal Africa』の主役は、もちろんアフリカのメタルバンドだ。
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90年代後半に、真っ黒に日焼けしたギャルたちが巻き起こしたガングロブーム。ギャルサー〈Black Diamond〉の運営を務める浅野毅氏に、ガングロブームと衰退、そして現代に生きるガングロたちについて語ってもらった。
〈愛〉とはなんですか?写真集『NIAGARA』の復刊に伴い、アレック・ソスが問いかける現代社会における〈愛〉のカタチについて、改めてインタビューを敢行。写真という言葉を発しないメディアを用いて、観るものの内に何を呼び起こすのだろうか?
ヤクザ、女装した男性、薬物中毒者など、新宿歌舞伎町を中心に撮影した作品がおさめられた写真集『口笛』。写真家、星玄人が、この作品を通じて、何を表現したのか?インタビューを敢行した。
女性を応援する制度や価値観を生みだそうとする動きが社会全体に広がっているが、世の中にはいろんな女性がいるのに、〈女性〉とひとくくりにされたまま、「女性はこうあるべきだ」「女性ガンバレ」と応援されてもピンとこない。〈女性〉について、女性本人はどう考えているのだろう。女性が100人いたら、100通りの答えを知りたい。「あなたにとって〈女性〉とは?」
気がつけば、どこも似たり寄ったりの街並みになった。店は増えるけど、そこには目新しさ、物珍しさしか存在しない。街と歩んできた時間なんてどこにもない。〈街は生きている〉というけれど、ベタなロゴが増え続ける状況が、〈生きている〉ってことなのだろうか。地域に根ざし、地域のみんなに愛される強靭なお店に入ってみよう。現在も街と共に生きている人に会ってみよう。
コンビニで、タンメンを温めてもらっていました。なんとなく、「言うような気がする〜、言うような気がする〜」って思っていたら、本当に言われました。
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RANDOM POST
パリの匿名アクティビスト集団〈ブリガード・アンチセクシスト(Brigade Antisexiste)〉は、月1回のペースで活動している。その内容は、ステッカーと油性ペンを手にパリを歩き回り、公共の場に掲げられた性差別的広告への異議申し立てだ。
前回に続き自転車通勤のお話です。グランジっ娘ちゃんには、あれから会えていないのですが、二日連続でおんなじ人が前に。あのホレ、ぴったりした競輪選手みたいの着て、ヘルメット被っている人です。
VICEグループ初のSVODサービス『VICE PLUS』スタート!そのローンチパーティーを開催します。2月8日水曜日、渋谷SOUND MUSEUM VISIONにお集まりください。
2010年頃からアメリカを中心にジワジワと盛り上がって来た「エモ・リバイバル」。でもスクリーモやらラウド・エモやらピコリーモ(笑!)やらに、散々落とされまくって来ましたから「エモ・リバイバル」なんつってもまったく信用しなかったワケです。でも聴いたらぶっ飛んだ!
女の子なら誰もが一度は遊んだことのある、バービー人形。人種および女性差別的だとして、近年批判が高まっている。先日標準体型のバービーが発売されたが、今度はニキビのシールが店頭に並んだ。過剰までな反差別意識はどこへ向かうのか?
仏像が鎮座する本堂に映し出される神秘的なVJ、それに合わせて志人や2Pac、The Notorious B.I.G.などのヒップホップが流れる。普段は静寂に包まれ、人の出入りもほとんどない〈寺〉とそこを訪れた若者たちの個性的なファッションのコントラストは異様だ。このイベントを手掛けたのが現役東大生のyossi。彼はこう語る。「僕、東大嫌いなんですよ」
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